午前中に「(頼んでおいた)低・中・高30冊ずつのリストは?」との電話が遠い地から入る。「えっ〜と、昨日今日で、ブログにリスト出すし、低学年はメールで送るから・・」と慌てる。
 その時に、子どもに渡す「リスト」の意味を少し考える。
 リストの意味として

①子どもはどの本がいいか分からないから、教えてあげる。
②「これだけは読んで欲しい」という教師側の熱い希望による。
③「本は(本当は)楽しいんだよ」を知って欲しい。

などが考えられると思う。私は、③の意味で作成している。

では高学年

宇宙のネロ (星新一ショートショートセレクション 2)

宇宙のネロ (星新一ショートショートセレクション 2)

↑このシリーズが出たときは本当に嬉しかった。30年前に自分が夢中で読んだ本を多くの子どもが同じように読む姿は不思議でした。

こども講談 青空晴之助・紅白鬼の巻

こども講談 青空晴之助・紅白鬼の巻

↑杉山さんの『名探偵シリーズ』も子どもには人気です。迷路ポスターも是非どうぞ。

だれかののぞむもの (こそあどの森の物語)

だれかののぞむもの (こそあどの森の物語)

↑岡田さんの本は、以前ほど出ないような気がしますが、このシリーズは根強いファンがいます。
デルトラ・クエストI (3) ネズミの街

デルトラ・クエストI (3) ネズミの街

↑このシリーズで男の子はどれだけ救われたことか!

あとは、ファンタジー系で
『ダレンシャン』『ハリーポッター』『七つの封印』『バーテイミアス』『ローワン』『ロードオブザリング

それから、あと日本人としては、上橋菜穂子さんのシリーズ、那須正幹さんの

大あばれ山賊小太郎

大あばれ山賊小太郎

やその他の那須さんの本。
 忘れてはならないのが、あさのあつこさんの『バッテリー』。あさのさんの本は、何でもいいですし、森絵都さんの本も、もちろん斉藤洋さんの本はチェックして下さい。ダールの本もほぼ全部OKです。

青い鳥文庫』などの各種文庫も半分の予算で買えるので、チェックが必要です。

 思いつくままなので、かなり抜けているような気がします。1冊1冊を読んで「この本!は絶対」という選書は、またゆっくりするとして、4月5月の発注はそこまで気がまわらないような気がします。とりあえず、本校にあるシリーズで今頭にある本のみです。

 それから、「30冊リスト」を頼まれた学校では、ある先生から「高学年はお話よりもちゃんと科学の読み物を入れて欲しい」と注文があったとのこと。
「理系の先生でしょ?」と聞くと「そう!」とのこと。小学校は、今本当に女性の先生が多く、そのほとんどが文系であることを考えると、意識して4類を揃えないと、本当にバランスの悪い、そして授業で使えない図書室になってしまうことと思います。

 これは明日、学校の4類の棚を見て、UPします。

おまけ
 繕い物をしていた私を見て、次女が「仕事が忙しいからかもしれないけど、最近ケーキ焼いたり、ミシンやんないねえ〜」と言う。確かにね。ミシンは夏以来、ぞうきんを山のように1回だけ縫っただけだし、ケーキも2ヶ月は焼いてない・・。