好き嫌いの激しい子どもへ

 小学校現場では、学校給食の指導もかなりのウエイトをしめます。特に、低学年では、配膳の仕方から、片付け、食べ方、など等。中でも、好き嫌いの多い子どもへの指導は、手をかえ、品をかえ状態で、これと言った決定打はありません。最近、食育などという言葉も聞かれ、現場では今後ますます必要になっていくことと思います。
 そこで、(あまり意味のナイ接続詞)1.2年生に

ぜったいたべないからね (ほんやくえほん)

ぜったいたべないからね (ほんやくえほん)

 パパとママに「いもうとのめんどうを ちゃんと みてあげてね」って言われたおにいちゃんの奮闘記!そのすごく好き嫌いが激しい妹に、これまで食べたことのない、にんじん、まめ、じゃがいも、さかなのフライ、をお兄ちゃんはちゃんと食べさせてしまうんです!そして、最後に妹が言うには
「・・・あれが すきなの、とって」・・・・
「あたしのすきな、まんげつぶちゅっと だもの」
「まさか、おにいちゃん、これのこと、○○○だと おもってたの?」
でめでたし。めでたし。子どもは大喜び。さて、○○○は何でしょう?

小学校でもこんな風に簡単に食べてくれるといいのですが、なかなか・・。
2年生のクラスでは、給食の時に楽しそうに、「まんげつぶちゅっと」で盛り上がっていたそうです。

 こういう本は読む前に「にんじん嫌いな人?」「まめ嫌いな人?」となど少しお話ししてから読むといいです。
 ちなみに、私は関西育ちなので、当然「納豆」を食べたことがなく、静岡の小学校の学校給食に出て、びっくり。クラスの子どもたちの「あっ!残してる!!」という声に「関西ではね、食べないから、ゴメンね。」といい加減なことを言って、煙に巻いていました。が、長女出産の時に、「赤ちゃんにビタミンKが不足しているので、納豆を食べるように」指導され、初めて口に。「何だ。おいしい!」ということで、これ以降、食べ物の好き嫌いなし。

著者紹介文より
イングランド南部ウィルトシャーに生まれる。1999年はじめて手がけた絵本『クラスト・ビーン・ザッツ・ミー』でスマーティーズ賞をとり、注目される。本書によって、2001年ケイト・グリーナウェイ賞受賞。

読了

香港の甘い豆腐

香港の甘い豆腐

紹介文より
シンブルマザーの母が初めて明かした、私の出生の秘密・・・。

 今でこそ、両親の離婚はYAに当然のごとく登場するけれど、私が読んだ日本の子どもの本ではっきりと「離婚」が扱われたのは、

お引越し (Best choice)

お引越し (Best choice)

が初めてです。11才の子どもを通して両親の離婚が描かれます。2年ほど前に読み直しましたが、全然古くなっていませんでした。

 ところで、私が今児童書関係でお世話になっているのは、そのひこさんの運営するHP「児童文学書評」http://www.hico.jp/です。リンクが豊富なので、ほぼこれ1つで間に合います。ホントどこで、どうつながっていくのか、そう思うと人生は楽しい。<追悼 阪神大震災10年>
17日18日と2日間、神戸時代の思い出を書き始めて書けず。神戸に住んだのは1982年〜1985年の3年間。東灘区の小学校に勤務。隣の住吉小がよくTVの映像に出ていた。私の勤務先は、阪神高速道路が倒れた近くだったが、倒壊せず、何年かたって、映画の1シーンで再会した。

夏の庭―The Friends

夏の庭―The Friends

1993年 中学校課題図書。
この映画の冒頭で、主人公の男の子3人が通う学校として、ほんの一瞬映ります。本も、子ども劇場で見た舞台も、映画もよかったという嬉しい作品です。