長い長い郵便屋さんの話

 今日は、劇団たんぽぽの「長い長い郵便屋さんの話」でした。
 劇団たんぽぽのお芝居は、教員になってから何度も見ていますが、私の中では確実に5本の指に入るぐらいの感動的な作品でした。

 すっかり手紙を書くことを忘れていますが、「手紙っていいなあ」と本当に思いました。
 ハッピーエンドに終わり、コルババさんの苦労が報われた場面で、子どもから暖かい拍手がわき起こったことが嬉しかったです。

  
 作者は、チャッペック(1890-1938)ですから、すでに80年近く前の作品となります。チャペックは、カレル大学哲学科卒。卒業後は、ジャーナリストとなり、文筆活動(戯曲、随筆、SF、児童文学等)を開始しました。

 小学校にあるのは、普通

長い長いお医者さんの話 (岩波少年文庫 (002))

長い長いお医者さんの話 (岩波少年文庫 (002))

だと思います。この本には、短編9編が入っています。

昨年

郵便屋さんの話 (チャペック童話絵本シリーズ)

郵便屋さんの話 (チャペック童話絵本シリーズ)

も出版されたことを知りました。

 私はこの作品しか知りませんでしたが、以前このSFセレクションを読んで「ロボット」という言葉を作った作家だということを知りました。

ロボットVS.人類 (SFセレクション)

ロボットVS.人類 (SFセレクション)

ロボット (岩波文庫)

ロボット (岩波文庫)


また、全然関係ありませんが、我が家の本棚に

園芸家12カ月 (中公文庫)

園芸家12カ月 (中公文庫)

があったので、「チャペックってこんな本書いてたの?」と夫(庭作りが趣味)に聞くと
「園芸って言うのは、究極の芸術なんだろうな〜。」と園芸家としてのチャペックにとっても共感し、愛読書だということです。

 

  ・・・・みたいな情報を知っていると、学校図書館掲示に生かせるなあと思いました。