絵本 総解説 第7版

 赤木かん子さんの1995年初版「絵本 総解説」の7版が、6月5日に出版されました。

絵本・子どもの本 総解説

絵本・子どもの本 総解説

 この第1版が出た1995年は、まだネットが一般的ではなく、「新しい本の情報」を得るのに非常に困難でした。
 ですので、絵本に関しては、このガイドブックに大変お世話になりました。
14年間で7版ですので、2年に1度。かなりの本が入れ替わっていますので、毎回買ってチェックが必要となります。

 今回は、冒頭に

 「念願かなって、やっと一部ですが、カラーのページを作ることができました。」とあります。

「トップはシュール」「シュールの名作たち」というキャッチコピーで紹介されている本は、今時の絵本群です。
 学校図書館に入っていますか?
 

よしおくんがぎゅうにゅうをこぼしてしまったおはなし (レインボーえほん)

よしおくんがぎゅうにゅうをこぼしてしまったおはなし (レインボーえほん)

 
「いま日本で一番元気な絵本たち」には、
給食番長 (cub label)

給食番長 (cub label)

が入っています。

また「のりにのっている かがくいひろし」の項には、

「最初の頃の『おもちのきもち』に度肝を抜かれましたが、最近はややおとなしめというか安定しました。」

 と書いてあります。なるほど。私も「五味太郎」のデビュー作(話が古くてすみません。)ぐらいの衝撃を受け、誰この方は?絶対トップランナーに成って欲しいと思いました。
 
 以下山のような絵本情報がぎっしり詰まっています。
 是非お買い求め下さい。

 なお、今学校で奥付を見て、書名を記録するのに「版」と「刷」を教えています。「版は内容がかわっている」ことを教えるのに、この絵本総解説シリーズはとっても役立ちます。
 ということで、多方面に役立ちます。 

(おまけ情報ですが、「刷」を教えるには、必ず「ハリポッター」を奥付を見せます。もちろん、実物投影機でね。でもこの間見せたハリポタは、何と2冊もと初版でした・・・。)