新刊絵本 続々入荷

 今年は、比較的新しく出版された絵本を中心に発注を掛けた。

 ブッカー掛け後、直接「読み聞かせ」または、紹介してから子どもに手渡したいと思っています。

 オススメを少しずつ紹介します。

紙しばい屋さん

紙しばい屋さん

 作者が「アレンセイ」で、何で「紙しばい屋さん」なのだろうと思ったら
日本語版出版によせてという前書きで、事情が分かりました。
 作者のアレンセイは、1937年に横浜で生まれてから6年間過ごし、紙芝居に親しむ幼少時代を送り、また、中学時代には東京で漫画家の野呂新平に師事をし、絵を学んだそうです。

 ・・・小さかったぼくが毎日胸を躍らせたあの紙芝居はもう2度と見ることはできないものだと思いながら作った本です。これが日本で出版されることは光栄です。楽しかった子ども時代を取り戻すことはできませんが、新米の紙芝居屋さんになれたような気がします。・・・

 時代の流れの中で消えていった紙芝居ですが、楽しかった時間を作ってくれた紙芝居屋さんへの思いは、聞いた人みんなが大事にしていたのだなあと思わせてくれました。

 小学校高学年〜中学生に読みたいお話です。


 アレンセイの絵は

おじいさんの旅

おじいさんの旅

はるかな湖

はるかな湖

 共に、どことなく日本的なものを感じていましたが、やっとその理由が分かりました。