お正月は、内田先生のラジオを聴きましょう

 1月1日午後2時からNHKラジオで内田先生が1時間半話されるそうです。
と言っても「ライブ」ではなく、収録済みだそうですが。
 内容は、
 

 収録済み識者諸氏の時事についてのコメントを伺ったあと、アナウンサーの五十嵐公利さんを相手に私が1時間半にわたって勝手なことぺらぺらしゃべるのを元旦に全国放送するという大胆な番組である。最初はこれを元旦に渋谷から生放送でやるという企画だったのである。
 で、コメントしている識者は「子どもと教育と格差社会」の問題が雨宮処凜、水谷修。医療問題が多田富雄、色平哲郎。科学と市民の問題を益川敏英。国際関係を北岡伸一。経済問題を宇沢弘文
 聴いて驚いたのは、ほとんど全員が「競争から共生へ」という趨勢を指摘した上で、共生のための市民的成熟の必要性、そしてイデオロギーや原理をしりぞけて、あくまで「生身の人間」の生活実感を思考の原点とすることのたいせつさを述べていたことである。
 とりわけ宇沢先生と益川先生のお言葉が私には身にしみた。
 宇沢先生は「社会的共通資本」について語っておられた。
 社会的共通資本というのは、自然、環境、教育、芸術、医療、福祉制度など「生身の人間」の豊かな生活と再生産を担保するために必須のインフラのことである。(以下略)

 この正月は、受験生を抱える親として、(ってやっと今日、12月30日になって初めて、冬休み終日自宅にいるという有様。)どこにも出かけないので、TVじゃなくて、内田先生のお話に耳を傾けようと思います。

 「子どもと教育」だったら違うゲストだったと思うが、「子どもと教育と格差社会」だと雨宮処凜、水谷修というゲストになるのですね。