佐藤凉子さん 講演会(静岡)

 昨年、沼津で行った佐藤凉子さんの講演会を今日は、静岡で開催しました。
 今日の構成は、
 
 1 6年生へ向けたブックトーク
   「飛びたい!飛んだ!飛んでます!」
 2 ストーリーテリング 2話
 3 覚えて帰ろうショーットストーリー「ピクニックへ行こう」
 4 リクエスト(ジャンピングストーリー)
   くらーいくらい話

 でした。部屋の広さと人数がぴったりで、たっぷり2時間ライブを堪能しました。

 最後の新聞紙で作る「ピクニックへ行こう」は、20代の頃、学級開きや、低学年補欠の授業に入ったときによくやっていた「新聞紙ストーリー?」です。懐かしい!!と思いました。
 私が使っていた本は、すでに絶版ですが、こうして「伝承」されていことは、嬉しいです。



 以前勤務先の学校に来て頂いた時に、私の友人が
 「どうして語られるようになったのですか?」と聞くと
 「図書館員だから」と答えられたとか。
 この答えに、プロとしての自負と、本物の大人を感じました。


 ※最後の「くらーい くらい」は、沼津で行った時に私が「どうしても」とリクエストしたショートストーリーです。今回も「是非」ということで、語っていただきました。

佐藤さんには、

三分間で語れるお話―地球をぐるっと77編

三分間で語れるお話―地球をぐるっと77編

という訳書がありますが、今回の「くらーい くらい」は、今出版の準備をしている「5分で語れるお話?」という本に入る予定だそうです。

また、会終了後

読書のアニマシオン―子どもと読書の世界を広げる

読書のアニマシオン―子どもと読書の世界を広げる

アニマシオンについても、少しお話を伺えました。

 

担任を持っていて、コーディネート役がうまくできていないと思われる司書教諭のこと、勤務形態がかなり厳しい学校司書のこと、学校現場が非常に多忙化していることなども、もちろん承知の上で、それでも
 「学校が15分という時間を(ボランティアに)用意してくれるのなら、そこでできる
  最大限のことは何かを考える」
という考えが本当にすばらしく、「子どもと本を繋ぎたい」と思い続けている私にも大きなエールをいただいたような気がしました。
 
 お話ミニ情報
 ◇秋に「どんぐり」のストーリーテリングをするなら・・・
  ・ドングリのイアリングを作ってしていくんだそうです。
   ただし、虫が出てくるので、必ずどんぐりは、「冷凍庫」へ入れて死なせてから。
  
   「冷凍庫」は知っていましたが、イアリングという発想はありませんでした。
  

 参加者の皆さんの弾けるような笑い声を聞き、笑顔を見て、企画した甲斐があったと思いました。

 参加して下さった皆様、スタッフとしてお手伝いをして下さった皆様
 ありがとうございました。