「第2回 ことばと学びをひらく会」@日本女子大

テーマ 「新学習指導要領『国語』を教室で具体化する」

 大会趣旨

 新しい学習指導要領が本年3月に告示されました。教科全体を通じた言語活動の充実が求められる中,国語科における言語活動の意味はどこにあるのでしょうか。またPISAや文化審答申等の影響のもと,言語活動の重視,プロセスの重視,非連続型テキストの読み,自分の考えの記述・交流,小学校古典の重視,思考力等の育成など,多くの課題がもたらされました。
 本大会では,新学習指導要領「国語」について,その背景や考え方,歴史的意義,具体化の方向性などについて多面的に捉え,皆さんとご一緒に考えていきたいと思います。

 昨年は、土曜日に行われ、勤務のために断念しました。今年は、沼津チームは5名。静岡チームと合わせると、9名もの参加ができました。一緒に学べる人がいることがどれだけ心強いか、本当に嬉しかったです。

 今回一番学びたかったのは、

国語科の授業で育てる論理的な思考法
塩谷京子(静岡市立森下小)/栗田柄子(静岡市立清水第七中)

のワークショップです。
学校図書館で育くむ情報リテラシー」(全国SLA)
の指導項目の30番にあたります。

BK1の内容には、この本の紹介を

 一人ひとりが正しく情報と向き合うことなくしては、豊かな生活が送れなくなってきている現代社会。子どもたちが情報に背を向けることなく、真正面から情報と向き合い正しく活用する能力を育てる方法を紹介。

とありました・・。

 塩谷先生に何度も「この30番を教えられる司書教諭に」と聞いており、自分が指導したきたことのどこが足りないのかそこを見極めたいと思いました。
  
 今回のワークショップは、前半で理論を学び、後半で実際に即席プレゼンを行いました。しかもそのプレゼンの手順が思考の流れに沿っているので、「難しい」と感じないのです。かえって、「難しい」と感じるどころか、私の指導の穴をしっかり浮き彫りにしてくれました。
 
キーワードがいくつかありました。
 ・「情報の構造化」を教えると、話し方が変わる。
 ・(プレゼンの)内容は、簡単でいい。
 ・習得した基礎は転移できる。

 この30番に至るためには、これ以前の指導がもちろん必要です。でも、無理なく指導できる学年10の項目ですので、是非、多くの方と共有していきたいと思いました。

 なぜか帰りの新幹線が満員で、ずっと立っていました。かなり珍しいです。
 「今日は何の日?」と思いながら帰宅しました。