困った 子供が本嫌い(NHK 土よう親時間)

 NHK教育に「土よう親時間」という番組があります。
 本年度スタートのこの番組のテーマは、親が知りたいと思うものばかりで、親はもちろん、教師にとっても役立ち度抜群の番組になっています。
 で、今日のテーマは「困った 子供が本嫌い」というもの。

 番組案内より

「子どもが本を読んでくれない」「読書してくれれば学校の勉強にも役立つのに・・・」と嘆くお父さんお母さん!
子どもにとって読書は、「ためになるもの」というよりもむしろ「遊び」のひとつ。本好きになってもらうあの手この手はあれど、まずは子どもが面白い本に出会わなければ読書への扉は開きません。本嫌いにならずに、幸せに本と出会うにはどうすればいいのか語り合いました。

 個人的は、誰がゲストで出るのかが一番興味がありました。
 結果は、学校関係者ではなく、子供の本専門店「メリーゴーランド」の店長さんでした。
 このような熱心な専門店が近くにあり、しかも親が連れていける環境にあれば好きにはなるには違いない・・です。
 
 今回は、各自治体が取り組んでいる「ブックスタート」の取り組みが冒頭紹介されました。この取り組みは、ブックスタートHPによると

1 赤ちゃんと保護者がゆっくり向き合い、心ふれあうひとときを持つきっかけをつくります。
2 絵本を開く楽しい体験といっしょに、絵本などが入ったブックスタート・パックを手渡します。
3 地域に生まれたすべての赤ちゃんと保護者を対象に、市区町村自治体の事業として行われます。
4 地域の赤ちゃんが集まる0歳児健診などで実施されます。

という趣旨のようです。実施自治体も掲載されています。

 ブックスタートから、自分で読むようになるのは、数多くのステップが必要で、やっぱり学校の果たす役割は大きいなあと思いました。
 
 保護者の方の悩み相談に「読み聞かせは喜んで聞くが、自分からは読まない」というものがありました。詳細は分かりませんが、この場合
「読み聞かせをすれば、すぐに本が好きになって、自分でも本を手にして読んでくれる」という楽観的なバラ色イメージが先行していると、(簡単に読まない場合)「何で読まないのよ〜」となります。
 また、親が「物語大好き」な場合、子供が図鑑などのリアル系が好きだと、同じように「何で(物語)読まないのよ〜」となります。
 どっちにしろ、「自分で読む」のが今でなくて、もう少し後になって・・という場合がよくありますので、「読みなさい」と言うのだけは止した方がいいと個人的には思います。