中学入試に出る 作品
先週から読んでいる
- 作者: 石原千秋
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1999/03/01
- メディア: 単行本
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が、めっぽう面白かった。石原さんの本は、何冊か読んでいるが、私の読んできた本の原点かなという本。
この本は、2部構成になっていて、1部は、ご子息との2人3脚とも言える中学受験(僕たちの中学受験)、第2部は、中学受験国語問題を読み解いた(入試国語を考える)となっています。
特に「知らない世界」である「中学受験」は、言葉は悪いですが、断片的しかしらない世界の一端が覗けました。また、石原さんの「お父さん」ぶりが、読ませどころで、この一途さを文章にしてしまうのが、研究者としての冷静さでもなるのだなあと思いました。
第2部は、もちろん研究者としての目線で、受験国語を分析しています。私は最初の言語学者池上嘉彦氏の
- 作者: 池上嘉彦
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1987/05/01
- メディア: 単行本
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それよりも「中学入試」に使われている児童書は、きちんとチェックしました。斉藤洋の作品があったのに、何という作品か書いてなく、とっても気になったので、読んでいない斉藤作品を全部チェックして、読むことにしました。
それから、兄弟の物語として、「洋」と「洋二郎」が出てくる作品があって、これはもう今江さんね!!と分かりましたが、何と続けて別の作品が取り上げられ、
「この作者は、今(1999年)中学入試で人気のようだ」と書かれていました。
へえ。
と、ここが面白い、あそこが面白いと書いていたらきりがない程のノンフィクション&研究書として楽しめる本です。
一度で良いから、お話を聞きたいと切望しています。