市立図書館読み聞かせ

 3月も4月も出勤で、3ヶ月ぶりの読み聞かせ。

 いつもは、図書館で選書するが、今回は2月に佐藤凉子さんに読み聞かせ&紹介をしてもらった本を2冊持っていく。
 

あらまっ!

あらまっ!

 1999年 マザーグース賞受賞
 第10回 日本絵本賞読者賞受賞

 おばあちゃんちに初めて泊まりに行って「さっさとねなさい!」って言われたパトリックが、「ベッドがない」「枕がない」「毛布がない」・・って言うたびに,おばあちゃんが「あらまっ!」と叫んで、何とかしてしまう話。その何とかしてしまい方のスケールが大きくて、本当に笑ってしまう。
 最後のページがオチなので、ゆっくりめくって、間をとって「(やれやれ)・・」と言った感じで気だるく、読むといいかな?
 この本を佐藤凉子先生に読んでもらった時、(当時)3年生は本当に爆笑しながら聞いて、聞いた後本の争奪戦が起こった。
 ちなみに、昨年の3年生に読書アンケート「どのようなことをすれば、本をもっと好きになると思いますか?」と問うと、その他の欄に「佐藤さんみたいな人に楽しい本をたくさん読んでもらう」と回答した児童がたくさんいた。それ程、インパクトのある本だったらしい。
 (私は、贈答用絵本を、しばらくはこの本にすることに決め、数冊ストックしてある。)

はなのあなのはなし (かがくのとも絵本)

はなのあなのはなし (かがくのとも絵本)

 これは、柳生弦一郎さんの本で、教員になった時からお世話になっている。1時間ものの授業にもよく使ったし、読み聞かせも何度も行っている。
 だからというワケではないが、最近全く読まずにいた。
 でも紹介されると、「あ〜、やっぱり楽しい。読もうかな!」という気持ちになるから本当に不思議である。
 最初の「このほんは はなのあなをしっかり ふくらませて よんでください」とあるので、私の「ふくらませてくれる?」と言う問いかけに、ちゃんと反応し、はにかむような仕草をしてくれれば、読み聞かせの「つかみ」はokである。

 今日は、かわいらしい男の子が聞いていて
「はなのあなは からだについている ぽけっとじゃない。
 だから、はなのあなに いしや、まめや、けしごむや えんぴつなどを いれたりしてはいけない。」
 という場面で、くすっと笑っていた。「もしかして、入れたことある?」と小さな声で聞くと、こくんと頷いてくれた。
 きっと柳生さんは、はなのあなにそういうものを入れたことがあるに違いない!と思いながら読み終えたのである。

うえきばちです

うえきばちです

 何度読んでもおかしい本としか言えないです。
ながーいおはなのブタくん

ながーいおはなのブタくん

 こちらは、「はな」がすべてしかけになっています。

 今日の本は「あらまっ!」の他はすべて「鼻」に関する本になった。読み聞かせブックリストの「鼻」に加えておけば、重宝するかもしれない。また、これらの本が学校図書館にない場合、個人的には「絶対 買い」だと思ってる。

 おまけ
 私の市立図書館読み聞かせが7年目に入った。何度か書いているが、ひとえにメンバーに恵まれたから続いている。私を含め、3人とも県外から「お嫁」に来ているので、何か通じるものがあるのかも知れない。
 今日は、新メンバーの方が見えてくれ、いつもの場所でおばさんパワー炸裂の会話が続く。結構真面目なメンバーのハズなのに、過去のハプニング!!話になると話が途切れない。何故だろう?