勝間和代さん
勝間さんの本を最初に知ったのは、書店で平積みになっていた
お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書)
- 作者: 勝間和代
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2007/11/16
- メディア: 新書
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はあ、やっぱり今のままではまずいと思ったが、この本で語られていることを実践するには、まだまだ大きなハードルがあると感じた。
それよりも、個人的には、この勝間さんに非常に興味を持った。
で、今年になってから
- 作者: 勝間和代
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2007/10/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- 作者: 勝間和代
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2007/04/05
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法
- 作者: 勝間和代
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2007/12/14
- メディア: 単行本
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つまり今までの「知的生産術」には書かれていないことが書かれていたのである。それは、「健康維持」に関する項目で、自転車、万歩計、寝る前の12分間ストレッチ体操ビデオ等々、また日常的にとっている食材のメーカー名まで書いてあった。とにかく「体力」「健康管理」にこれほどのページを裂いている「知的生産術」の本もないでしょう?!という印象である。
更に私の好感度が一気に上がったのは、娘3人の子育てをしながら、いかに時間を使ってという部分である。
(会員制の、明るく働き続けることを目指すワーキングマザーおよび その予備軍のための、無料会員制のインターネットサイト(ムギ畑)も創設されている。)
仕事しながらの小さい子どもの子育ては、確かに日々綱渡りで、この数年間だけを乗り切れば後はどうにかなる(というか、まあどうでもよくなる)のだが、そこを乗り切るノウハウが共有できるサイトを作るという姿勢にとても共感した。
「僕には、努力する才能がある」とはイチロ−の言った言葉だったと思うが、まさに、IT機器を使いこなし、人間らしい生活をしながらいかに生きるかといったヒント満載で、少しでもマネをして、時間に追われているような生活から脱却したいと強く思った。
そもそも「資質が違う」のは、仕方ないが、これならと思う事例もたくさんある。例えば、グーグルは、「使い倒している」という感じで、私が「グーグルデスクトップ」を知って「すごい」なんて言っている場合ではないということ。
それから、我が家のメール受信は「サンダーバードがいいから」と長男がそう変更したんだけど、その意味もこの本で教えてもらう。
はあ、世の中は広い。
おまけ
この本を読みながら、自身の子育て中を思い出していた。
私に5年間の教務主任が務まったのは、どう考えても7年間の保育園時代があったからだと思っている。7時半に開所する園に預けると、学校到着は8時5分前。6時閉所に間に合うためには、5時半までしか仕事ができなかった。しかも、生後7ヶ月で親の復職のため園に預けられた次女は、朝5時に起きてから、保育園に出掛けて預けるまで、2時間半近く泣き通しだった。多分、ここでめげて退職を考える親は多いだろうなあと思えるほどの4年間近くにわたるあっぱれな泣きっぷりだった。
さらに、核家族で、夫は車がなく、何があっても、1日も例外なく、子育てはほぼ私だけだったのある。子育てを、親に何らかの形で頼っている教員が多い中、本当に日々綱渡りだった気がする。
(でもある日、koyaの綱ってえらく太くない?と突っ込まれたので、図太さだけはあったらしい。)
そうして育てた娘2人は「兵庫の実家に帰るのが本当に楽しみだったので、自分の子どもにもその楽しさを味合わせたいから、この実家から遠い所に住む(もちろん、ワーキングマザーの予定)」と言うので、私はあっさり「無理だね」と返答した。
「お母さんができたのに、何で私(達)ができないの?」と言うが、
「根性が違う」と言っておいた。
できるだけ、根性の付くように「清貧」を基調とし、自分で考え、自立するように育てたつもりだが、それでも「大学卒業したら、経済的、精神的独立を図り、家庭を持ち、自宅を夫婦2人の力で購入し、働き続けながら3人の子どもをそこそこ育てる」なんていうことが、親の力を借りずにできるとは思えない。
もしできたら、私は自分の子育てを初めて少し褒めたい気になるだろうなあ。