カリキュラムがあるということ

 祝 塩谷京子先生、静岡市教育委員会表彰
 
 静岡新聞 中部版より

 静岡市教委は、教育委員会表彰で、・・・教諭と司書教諭として学校図書館を生かした指導に成果を挙げた塩谷京子教諭を表彰した。(中略)
 「学力向上に成果を挙げた教員を人事で処遇するだけでなく、市全体の教育力向上に多彩な分野の専門知識や技能、現場の士気高揚が欠かせない考えで、同表彰制度を生かしていく。
 (中略)塩谷教諭は、謝辞で「「情報化社会に生きる子どもだからこそ、言葉で考えをまとめ、発信していくことが大切」と図書館教育の意義を強調した。

 この表彰制度は、昨年からで、受賞は、小学校1名、中学校1名ですから、選ばれ抜かれた表彰です。
 本当に、おめでとうございます。

 その塩谷先生に出会って最初の頃言われた言葉で、今でも覚えているのが「(図書館実践がぎっしり書かれた本のことを)実践ばっかり載っていても、・・・」です。
 まだ図書館実践すらない私にとって、たくさんの実践のどこが・・・なのかさっぱり理解できませんでしたが、それは「カリキュラム」になっていないということだったのだとかなり後になって気が付きました。それが、「情報リテラシー本」として結実しました。
 
 そのカリキュラムを使っての実践を積み重ねることで分かってくることの多さに、長年の研究の成果を感じています。
 
 この研究が、きっと2010年の全国大会へ繋がっていくので、この時期に図書館にかかわれたことを心から嬉しく思います。