保護者読み聞かせ

 前回、保護者の方に、「できたら、これだけある図書館の本を紹介するブックトーク形式にも挑戦して欲しい」とお願いをしておいた。
 早速6年生で行ってくれたので、児童と一緒に15分間聞いた。
 テーマは、「達人になろう」

 寄贈本の「達人になろう5か条」を導入に、様々な達人を紹介していくものであった。

うそつき大ちゃん (ポプラの森)

うそつき大ちゃん (ポプラの森)

雄太昆虫記―ぼくのアシナガバチ研究所日記

雄太昆虫記―ぼくのアシナガバチ研究所日記

この2冊は、小学生の達人
シャバヌ―砂漠の風の娘 (ポプラ・ウィング・ブックス)

シャバヌ―砂漠の風の娘 (ポプラ・ウィング・ブックス)

こちらは、生活の達人。

あと3冊紹介してくれたが、終わって
「15分で少し欲張りすぎましたね」とのことだった。
 最初に、「焼き物」の話を紹介するのに、ちゃんと韓国の焼き物のレプリカまで持ってきてくれるのだから、大人の私が聞いていても十分楽しめた。

「シャバヌ」のような本は、なかなか読める児童にしか紹介してこなかったけど、今日のように聞いてみると、勝手にこちらが「難しい」と決め付けることもないなあと思った。
 「続編はないですか?」と言われ、購入していないことに気付く。

  また、「どうやって(情報を集めて)、シャバヌのような本を買えるんですか?」と聞かれたので、
 「それはもう、金原瑞人さん訳で、小学生にも何とか読めそうな本は入れているだけのことです。読んでから買うなんていうことは、基本的にできないので、訳者、作者、書評で、判断して買います。」と回答した。

 終了後の話し合いで、来年度の読み聞かせ構想の1つとして「科学読み物」ブックトークを行うも決まり、一層の充実が期待できることとなった。年に10回。学年を決めて行うと、教科との連携が図れる。特に6年生は「地震」「火山」「地層」「体」「恐竜」といくらでも本がある。

 ところで、読みきかせボランティアに関する本が1年半前に出版されました。
 

読みきかせボランティア入門

読みきかせボランティア入門

 その中に

学校の「読みきかせボランティアは、学校教育の一環ですから、先立つものは子どもたちの学校生活ですし、その学校のカリキュラムです。そこで、学校なり、担任の先生との話し合いをもとにして<読みきかせ>の計画を、たてることが大事です。「読みきかせボランティア」だけの考えで計画することはさけるべきです。

という文章があります。ボランティア側の方がこういう認識でいて下さると本当に嬉しいと思ったら、元学校の先生でした。
 私は、この文の通り、読みきかせは「学校のカリキュラム」であるということを最初にきちんと伝える必要はあると思っています。