情報活用スキル 30
学校図書館で育む情報リテラシー―すぐ実践できる小学校の情報活用スキル
- 作者: 堀田龍也,塩谷京子
- 出版社/メーカー: 全国学校図書館協議会
- 発売日: 2007/07
- メディア: 単行本
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1 年間立案シートがあることで、どの部分を司書教諭がTTとして授業に入るのか、どの部分を担任がやるのかについての打ち合わせがとても簡単に できる。
、2 1つの項目が3つ(3年 4年 5年)のステップになっているので、
4年以上で未履修の内容があれば、何が足りないのか分かり、指導できる。
3 ねらい 学習の価値、指導のポイントを読み、指導手順を頭に入れれば、授業ができる。
4 スキル活用が定着したかどうかのアンケートで、どの部分が定着しにくいのか分かる。
つまり、学級のみ、学年のみの実践だけよりも、(当然)学校全体で取り組むために、この本はあるということ。もちろん、学級、学年だけでもやらないより、やった方がいいのは言うまでもない。
今日は、5年生に「 9 目的に応じた写真で記録する」の授業を行った。
これは、この本によると、「情報教育担当者」と連携した方がいい項目だが、私程度のスキルしかなくても、十分指導できる。
→デジカメを日常的に使うようになったのが、2年前。自分で、画素数を変 えられるようになったのが、僅か半年前。
(できるようになって本当に嬉しかった!!)
14日(月)静岡での打ち合わせで、この30項目について、指導案やワークシートがあればいいという話になった。なので、今後行うこの30項目については、
○A4 1枚の簡単な指導案→授業後は、よりよいものに修正する
○児童の感想 →これに教師のコメントを付ける
○ワークシート →授業後、より使いやすく修正する
の3点を必ずセットにして取っておくことにした。
今まで行ってきたワークシートもあるが、今後より多くの教員に使ってもらうことを考えると、意識も違ってくる。
掛かる時間は、
○指導案+ワークシートは、この本があるので、15分。
○授業後の感想まとめるのに15分。合わせて30分もあればOKである。
で、これらを今あるWEBサイト(学校図書館実践研究会)にUPしていくことになれば、本当に広がっていくことと思う。
今WEB上には、数多くの指導案があるが、この本のようにカリキュラムとなっていて、尚かつ手軽に実践でき、力が付くというものは、多分そうないのでは?!と思っている。
昨日、このように思いついたので、今日は実際に3点セットを作成し、一緒に授業を行った5年の先生や同僚に見せ、説明を行う。
ふっと「これから、このようにWEB上で共有するというのが常識になるんだろうけど、まだまだ多数派にはならないなあと」と思った。が、そういう私だって、運命の出会いがなければ、「WEB上の共有? 自分には関係ない」と思っていたはずである。
そう考えると知らないって怖いなあ。
明日は、2年生に 図鑑の使い方を教える予定である。
25万アクセスありがとうございます。
今日は、スキル本の第1章 子どもと教師の情報活用スキルの
3 教師の情報活用スキル(1)教師の仕事は教える仕事 @堀田先生より
・・情報化に対応した教師の情報活用スキルについて考えてみましょう。
教師の仕事の第1は「教える」ということです。「教える」こといによって子どもを育てます。しっかりと「教える」ために教材研究をします。バランスよく「教える」ためにカリキュラムがあります。教える体制をよくするために校務分掌があります。
教え方には、必ずしも教師が説明し、子どもが聞いているという形だけでなく、さまざまな方法があります。しかし、教師が子どもに「教えている」ことに違いはありません。
つまり、教師の仕事の情報化とは、「教える」ことの情報化だと考えればいいのです。
太字はkoyateru
このスキル本は、3部構成になっていて、第1部が、10ページにわたる堀田先生の文章です。この部分だけでも、本当に読み応えありますし、私にとっては「待っていた」文章でした。
図書館関係者はもちろんのこと、情報教育関係者の方々に是非読んでいただきたいと思っています。