学校図書館で育む情報リテラシー
学校評価の時期を迎えています。来年度の教育計画に生かそうと、
学校図書館で育む情報リテラシー―すぐ実践できる小学校の情報活用スキル
- 作者: 堀田龍也,塩谷京子
- 出版社/メーカー: 全国学校図書館協議会
- 発売日: 2007/07
- メディア: 単行本
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の中にある「年間計画立案シート」に沿って、児童にアンケートを取り、集計しました。
この本が出版されたのは7月下旬で、全校職員が購入し、私が説明をする校内研修をしたのは、2学期です。
ですから、本校教員にとっては、その時にこの2年間、私がやっていたことが初めてカリキュラムとして、見通せたことになります。
今日は、集計したアンケート結果を元に、データを示しながら、今までの授業を振り返り、3学期の計画を立てました。
各学年10時間の情報活用スキルですが、1時間やっただけでは、定着しにくいスキルも分かってきました。
年間計画立案シートは、1学期、2学期当初は、「計画を立てるのに便利」ぐらいにしか認識していませんでしたが、今日の3学年の担任との打ち合わせで、話し合いがぶれずに子どもに力を付けるためには必需なシートだと感激しながら、使ってました。
このような形にし、執筆者の1名に参加させてくれた塩谷先生に改めて感謝したいと思いました。
今日は、5年生の1クラスに、この本を使って「データ集」の使い方の授業を行いました。
急遽だったのですが、図書館にあった資料を使って、ちょうど時間内で終えることができました。
静岡県の人口を調べたのですが、最初ポプラディアで調べた子どもが、全員
「いつの統計か分かりません。書いていないから。」と答えました。
「他の本には、書いてあるのに、どうしてポプラディアだけ書いてないのかなあ」と問うと、
「(奥付を見て)2002年6月」という解答もあったものの、最初の「本の使い方」に書いてあ るのを見つけた児童がいて、全員で確認することができました。
ポプラディアが学校用3セット+貸し出し1セットあったため、できた授業です。
学級担任と一緒に授業をやっていると、興味を持ってくれるのは当然として、別に難しい授業でないと認識してくれていくのが嬉しいし、資料本とリテラシー本さえあればできる授業だという風に思ってくれる。テキストって本当にありがたい。