第13回 開発工学シンポジウム

 数日ぶりに長男と自宅で顔を合わせたら、今日は市立図書館で、今やっている卒業研究のポスターセッションをやると言う。
 
 これは、東海大学開発工学部主催のシンポジウムだが、本年度から、市内エリアの高等教育・研究機関等と共催し、「沼津エリア 研究開発・ものづくりシンポジウム」として開催されたそうである。

 どんな様子か少し見に行くことにする。4階のフロアいっぱいの人で、熱気が感じられる。
 「デジタル温度流速計の開発」という長男の発表の概略だけ聞く。
 当然理解できないが、(大体数式に書いてある記号の読み方さえ分からない。)まあ毎日何をやっているかは、理解できた。
 熱心に聞いて質問している人もいた。ポスターセッションは、話し手と聞き手の双方に力量があれば、大層すばらしい知の交流になるのだと思った。
 →これは、昨日の東京での学びに繋がる。
 
 自分のやりたいことを見つけ、日々努力している姿は、やっぱりいいものだと思った。関係の学会にも入り、そこでも発表するらしい。(もちろん、論文の書き方は、すでに知っている。さっぱり理解できなかった私と雲泥の差。) 
 高専に通っている長男の小学校時代からの友人にも数年ぶりに会え、進学先のことを聞く。しばらくは、新幹線通学だと言うこと。渋谷と町田のキャンパスを1日に行き来することもあるらしいなど。元気な顔を見て嬉しかった。 
 
 娘2人も、何とかやっている。夫も仕事の関係で某学会に入って研究することがあるらしい。後は、私だけ。
 
 これは、家族が優先だからとしてきた私の言い訳のようだが、原因は、家事や町内の仕事量ではない。それは、育休前に「きちんとした料理ができないのは、仕事から帰るのが遅くて時間がないためだ」と思いこんでいたが、育休に入り、たっぷりの時間があっても、料理の品数が2品も増えることはなかった事実ですでに分かっていることである。

 時間の使い方や、考え方、ものの見方そのものを変える時期にきている。