ブックトーク その1
佐藤凉子さんの講演会でブックトークを披露していただきました。
8日に紹介した『お話会のプログラム』には、
ブックトークについて
あるテーマを決め、それに沿ってさまざまな本を組み合わせ、順序だてて紹介することを言います。テーマに沿って何冊かの本を紹介することにより、本の世界の広がりと奥行きを示すことができ、紹介される楽しさが倍増します。
本の選び方については、
紹介する冊数は少なすぎるとみんなの興味を引きにくく、多すぎると印象が散漫になります。学年により異なりますが、30分前後で5冊から10冊くらいが目安でしょう。(中略)
基本的には幅広いジャンルから、読みやすい本と子どもたちがあまり手に取らないけれど紹介に値する本などを考慮して選びます。ひとりよがりにならないよう、選んだ本について他の人の意見を求めたり相談することも大切です。(中略)
紹介する人が好きになれないような本は除いて下さい。この作業をしていいく過程で、自分自身にとってもテーマごとの本の引き出しが豊かになり、何より本についての学びの機会となります。
とあります。
この本は、書名に「お話会」とあるので、教師には関係ないと思われてしまうかもしれませんが、内容は
第1章 子どもたちと読書を結ぶ基本的、具体的な手法
・読み聞かせ・ストーリーテリング・ブックトーク
第2章 プログラムのつなぎ・展開
第3章 本の世界で遊ぼう―読書のアニマシオン
となっていて、本(読書)のことをまずは知りたいという方には、格好入門書となっています。これだけの内容がコンパクトになった本は、他になかなかありませんので、是非手にとってお読み下さい。