佐藤凉子さん読み聞かせ講演会 in 沼津

 佐藤先生の講演会を開きました。
 佐藤先生のお名前を初めて目にしたのがいつかは忘れましたが、子どもの本を学ぶ時に、必ず出てくる先生の話をいつかは地元で聞きたいと思っていました。

 今日は、この本で紹介されている内容に加え、特上の「語り」付きで、参加者は、本当に充実した2時間半を過ごしました。
 一番印象に残ったのは、
 「読み聞かせする人というのは、持っていった本で勝負する人のこと」という言葉です。
 私自身、ずっと本が勝負だと思ってきていましたし、「物語を聞けない子どもたち」という表現には、違和感を感じてきたので、とても嬉しかったです。
 何より、教師の私は、本を「授業」に置き換えて聞きました。
「教師というのは、授業で勝負する人のことです」
 授業でも勝負し続けたいし、本でも勝負し続けたいと思った半日になりました。
 
 最後に、主催者の特権で、「くらーい、くらい」というお話を語ってもらいました。
 この話は、神戸にいた頃、市立図書館の司書の方から語ってもらい、その時の楽しさやどきどき感が今でも忘れられない思い出になっているものです。自分でもできるかな?と思いながら、実践はありません。
 一緒に講座を聞いた先生が「(この話を)語ってみようかな?」と言ってくれました。
 
 「夢基金」という公のお金をいただいて、地元沼津での講演会は、初です。「公」として何をすべきかを見定めながら、活動を続けて行きたいと思います。

 

 参加して下さった皆様、ありがとうございました。