職人技

その1 
自宅前庭の松の剪定を庭師の方にお願いする。見事にさっぱりして、気持ちがいい。実家にいる時に祖父が、毎年「松だけは、○○さんじゃないとちゃんとやれないから」と庭師の方を呼んで、一日縁側でその仕事ぶりを眺めていたのを思い出す。子どものころは、何で松だけに1人の人を1日もかけて頼むのかさっぱり理解できなかったけれど、まさか同じことを自分がやるようになるとは思わなかった。

 その2
 今日は、某大型スーパーで「井川めんぱ」の実技販売をしているのを見かける。「井川めんぱ」は、結婚したころ夫が井川へ行ったときに、作っている方から直接話を聞き、購入して以来愛用していたお弁当箱。
 今「井川めんぱ」は「井川」の方と静岡の方と2軒しかないようで、もうこの2軒も後を継ぐ方がいないとのこと。
 愛用のお弁当箱は、富士山へ持っていた時に強風で飛ばされて以来、持っていなかったので、奮発して購入。さもないおかずが、引き立つようで嬉しい。

 その3
 研究室へ籠もりきりの長男が、今研究していることに関するセミナー受講のため東京へ行くらしい。集まるのは、その道の企業研究開発者だそうである。これもある意味職人技なんだと思う。