スタート

 図書館部員+全学校司書が参加して、本校で図書館研修会が開かれる。
今年市内では、学校司書の配属で、図書館が一気に陽の目をあびることになった。
 時間をいただいた発表では、どこか1校だけ(本校のように図書費が恵まれたような)がいい図書館実践をするのではなく、多くの学校で共有できることは共有していきたいという思いを伝えたつもりである。

 いくつかの資料を用意したが、学校図書館図書廃棄規準が、参考になったようである。

 中でも
 ①百科事典 
・刊行後10年を経ているもので、補遺が刊行されていない図書。
 ②地図帳
・刊行後5年を経ているもので、記載地名等に変化が生じた図書。
 ③スポーツ関係書
・刊行後5年を経ているもので、新しい種目・ルール・技術・用具等がとり いれられていない図書。

を知ると、廃棄しなければならないと思うでしょう。

 それから、本校3年前の廃棄直後の貴重写真も提示できたのがよかった。
 規準に沿って廃棄すると、当然「子どもが手に取りたい」本しか残らない。本校の場合、貸し出し冊数は、割合にすると60%UPになった。
 「本を大切にしましょう」と、本を丁寧に扱うことを指導するのは、もちろん大切だが、「廃棄するのは、もったいない」と言って、新刊の中に古い本が混じっていることで、図書館から足が遠のくのなら、意味がない。