教師の仕事 佐藤先生

手軽に発行 学級通信のアイデア40―実践に生かせる! (パワーアップシリーズ)

手軽に発行 学級通信のアイデア40―実践に生かせる! (パワーアップシリーズ)

佐藤先生から、献本していただきました。佐藤先生との出会いは、2005年11月に長野で行われた「第31回 全日本教育工学研究会協議会」です。今から思うと、著名な実践者の先生方ばかりの所へ、何も分からないのに参加しました。そこで、多くの方に名刺をいただき、帰宅後片端から公開されているHPを読み、自分の不勉強をひどく悔い、恥ずかしく思ったのです。
 佐藤先生とは、その後何度も研究会等でお会いしましたが、飾らないごく普通の先生です。ただし、並の先生と違うのは、いい授業をしたいと願い、地道な研究と実践をずっと継続されていること、学級通信を20年に渡って毎日書き続けていることです。「継続は力なり」をそのまま具現化されています。

 この本は、学級通信を書き続ける上でのコツ40が、具体的に記されています。数年間の授業通信と、不定期な学級通信を何年か書いた者から読むと、何より、自分が続かなかった理由がよく分かります。漫然と書けばいいというものではないということです。
 この本の通り実践すれば、とにかく書けると思います。さらに、挫折しそうになった時に読むと、「書くことで、新しい道が開けるかもしれない」と励まされます、きっと。

 教師を取り巻く環境は、なかなか厳しいと思う部分もあります。私が一番憂うのは、本来教師志望であった志のある学生が、マスコミ等の報道で、教師になるのを躊躇って止めてしまうことです。

 志のある学生、まだ若い先生方へ是非手にとってもらいたいと思います。

 自分の引き受けるべき仕事を、きちんと毎日こつこつと実践されている佐藤先生に、多いに励まされた私でした。
 

ぐんぐん伸びる学力のつくノート指導のコツ (パワーアップシリーズ 2)

ぐんぐん伸びる学力のつくノート指導のコツ (パワーアップシリーズ 2)

 こちらも佐藤先生の単著です。子どものノート指導は、教員側からすれば取りたてて誰かに教わるものではありません。
 でも、きちんと指導するとてきめんに子どもは伸びます。
 特に授業に悩む(悩まなくても)若い先生方へ手にとって欲しいと思います。