お父さん

 もうすぐ父の日。毎年娘たちは、園芸用品や鉢花を父親へ渡していますが、当の本人はもらったものにああだこうだと余計なウンチクを語ってしまう。相手をしてもらっているだけ、幸せなの。
 
 

にぐるまひいて

にぐるまひいて

これは、父親ものというより、家族ものです。私は個人的にこの手の本がとても好きです。労働は、額に汗して得るものだと思っているからです。
「大草原の家」が好きなのも、同じ理由です。古き良きアメリカの話をクーニーの絵がうまく描き出しています。クーニーの絵も、私は懐かしい感じがして、どれも好きです。こういう作品は、読み手がどう読むかによって、読めるかどうかが決まるような気がします。

ピッツァぼうや

ピッツァぼうや

お父さん本で、私が好きなのはこのスタイグのお父さん。何回か日記に書いてます。
ぼくしんかんせんにのったんだ (くまたくんのえほん 6)

ぼくしんかんせんにのったんだ (くまたくんのえほん 6)

渡辺さんの「ぼく○○に乗ったんだ」シリーズは、お父さん、お母さんが出てきますので、こちらも厳密に言うと、お父さん本ではありません。
 でも、つい20年ほど前までの家族はこういう感じだったのだろうというつくりになっていて、安定志向の私は好きでした。何度も子どもに読みましたが、少し長いので、疲れている時は、本棚から取り出し、子どもの目につかない所に置いておきました。「違う本にして」というのも禁句にしていましたから。
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これも何回か紹介したかな?我が家では、このシリーズを全巻買って、来る日も来る日も読みました。何と言っても「短い」のがいいです。こちらは、現代のいいお父さんです。
 子育てをするのに何よりなのは、普通だということだと思うけど、普通にできない親の勤務事情があることが多く、子育て世代は受難の時代だと思います。でも、短い子育てだもの、たっぷり楽しんだ方がいいです。苦虫つぶした顔してるよりはね。

  身辺日記
 「学校図書館 6月号」が届く。先日4回目の原稿を送ったので、
あと2回。毎日図書館な日々が続く。嬉しい知らせ2つ。