推薦図書

 多分多くの学校に「推薦図書」はあるのだと思う。先日も市立図書館で、推薦図書リストを片手に持った親子連れを見かけた。
 でも、読んだ「評価」はどうやっているのだろう。多分、子どもは、読んで、一言コメントを書いて、完読賞をもらっておしまいである。それも10冊ほど。私はどうもしっくりいかず、3校でリストを作るなどし、試行錯誤を繰り返した。本校では、新バージョンを提案し、今年から実施である。
 それは、「読書週間」に、各担任が決めた推薦図書を読むというスタイルである。つまり、その期間だけは、学習の読書にし、必ず授業で読んだ本を取り上げる。その他の期間は、純粋に楽しむ読書にするということ。

 今日までに3年以上と打ち合わせをし、足りない本は注文することにした。 
 「お母さん」「お父さん」「家族」「命」などのテーマ本は、常に出せるよ
うにしてくとよいことも確認する。

 放課後、1年生に読む本を担任と共に選ぶ。毎日読んでいるので、かなり聞けるようになっているとのこと。

聞ける低学年に一押しは

新装版 八方にらみねこ (講談社の創作絵本)

新装版 八方にらみねこ (講談社の創作絵本)

読むときに、間の取り方を間違えると、ねこの迫力が出ません。
じごくのそうべえ (童心社の絵本)

じごくのそうべえ (童心社の絵本)

これは、私が読みに行く約束をする。
そうべえごくらくへゆく (童心社の絵本)

そうべえごくらくへゆく (童心社の絵本)

そうべえまっくろけのけ (童心社の絵本)

そうべえまっくろけのけ (童心社の絵本)

この2冊は、読み聞かせ未経験なので、挑戦する予定である。
 その他には、昔話をいくつか。
 
 読み聞かせは、授業と似ているという話を1年担任とする。「聞かせ」という言葉が一方的な印象がすると言って、違う言い方にしている方(団体)もあるが、個人的には、こだわる必要はないと思う。
 それは、一方的に「聞かせ」ているわけではないからである。子どものふっとした頬のゆるみや、ふうーといった深い満足のため息を感知しながら読まない限り、意味はない。
 授業と似ていると言うのは、一方的に(上手に)読んでも、子どもの心に届かないということ。うーん、やっぱり奥は深い。