フル稼働
今日の一日
1 いつも通りに出勤し、古紙回収。
2 終了後、校内研修打ち合わせ。
3 静岡 打ち合わせ。
私は、15分のブックトークをすることになっている。お父さん本をやめて、「お母さん本」だけにするとすっきりするなと、帰りの電車で考える。
車中での読書
- 作者: 日高敏隆
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/04
- メディア: 単行本
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中に、日高先生が農工大に勤務されていた頃、成城学園小学校の庄司和晃さんが持ってきたという、子どもが書いたアリの絵の話があった。
- 作者: 庄司和晃
- 出版社/メーカー: 国土社
- 発売日: 1965
- メディア: ?
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これは、仮説実験授業の「あしは何本」という授業書になっている有名な問題で、私も必ず虫の学習をした時には、書かせてみるものである。
庄司先生は、
1枚目を「さあ、アリを書きなさい」
2枚目を「シャーレに生きたアリを入れて渡し、書きなさい」
3枚目を「(庄司先生が)説明した後で、書きなさい」
と言って、3枚書かせたそうである。結果は、実物を見た2枚目はほとんど1枚目と変わらなかったということ。
それを、日高先生は
人間は実物を見たからと言って、おいそれとその実物が見えるものではないということが、しみじみよくわかった。
と書いている。それを読みながら、「体験」をしたからと言って、体験が身になる人とそうでない人がいるのと同じかな?と勝手なことを思ってみた。私の場合は、悲しいかな後者・・。