連休2日目
夕方書店へ。購入本
- 作者: 豊崎由美
- 出版社/メーカー: アスペクト
- 発売日: 2007/03
- メディア: 単行本
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- 作者: 岡野宏文,豊崎由美
- 出版社/メーカー: ぴあ
- 発売日: 2004/10
- メディア: 単行本
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「100年の誤読」は、20世紀の百年間に日本文学史上で話題となったベストセラーを岡野宏文さんと2人で大解剖している本です。ベストセラーですから、読んでなくても「書名、または内容」は知っている作品が多々あり、本当に楽しませていただきました。一番のヒットは
- 作者: 庄司薫
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2002/10/10
- メディア: 文庫
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これは、1969年安田講堂事件があった年の第61回芥川賞受賞作です。昨日、東京の某所で安田講堂の話になり、「この本知ってますか?」と少し年下の方に聞いたら「知らない」と言われました。当時の高校生は必ず読んだような気がするのですが、年代が違うのでしょうね。
ちなみに、作者の庄司さんは、日比谷高校出身です。この本が出版された時に「書いたのは、(日比谷高校の)内田(樹)か?」という噂がまことしやかに流れたという話が、内田先生の本のどこかに書いてありました。
で、話は戻って「どれだけ〜」です。本の帯には多くの方がコメントを寄せています。2人の紹介、ジュンク池袋本店副店長の田口久美子さん
トヨザキさんは書店の存在を意識した発言をする、初めての文芸書評家です。
岡野宏文さん
本書の三大欠点
その1、 内容が濃くて疲れる。
その2、 的を射てて悔しい。
その3、 著者は僕ではない。
この帯文だけでも手にとって読みたくなります。前口上には
(ひと月に3冊の新刊を紹介していた連載のことを)3冊紹介する時には、その中の1,2冊は当該雑誌の中心読書層が楽しめそうな本を選び、
そこに少し敷居が高そうな小説をこっそり忍び込ませる。そんな書き方を心がけてきたつもりです。
とあります。手元において、仕事に疲れた時に読むと、力が少しは出てくる本になっております。この手の本が仕事部屋にあるのが、仕事が進まない原因・・にしてはいけません。
ところで、比べるのも何ですが、私が4年前に1年間「3冊の児童書」紹介をやった時も同じように考えました。1,2冊は、まあ知っていると思われる「作家」「本」にして「そうそう」と思っていただき、あとの本を知らないと思われる本にしました。
結局、うんうん唸りながら1ヶ月に1度書くのと、毎日「こんな本あるよ〜」と気楽に書くエネルギーの総量は変わらないと思って、このブログを始めたのでした。