毎日 1時間

 朝読書の時間と昼休みを合わせると、毎日1時間は図書室にいることになります。この時間が全く取れない時は、文書に追われている時なのです・・。「現場」の息づかいを知るには、とにかく足を運ぶしかありません。
 今日は、嬉しそうに「○○ちゃんに勧められちゃった!」と言って、『バーティミアス』を手にしながら話かけてくれた女の子がいました。昨年の1学期は、読書を楽しむというタイプではなかった子です。2学期に「学習マンガの伝記」に目覚め、一気に読み始めました。こういう「一気に花開く」状態の子どもを改装2年目の昨年秋頃から見かけるようになりました。
 今までの経験から、何の苦もなく読書が当然というタイプは、どう見ても1割もいません。ですから、「教師(大人)の適切な働きかけ」「適切な環境」がないと、本に出会えず中学へ行ってしまいます。だからこそ、熱くなって図書館の仕事やるんだろうなあと思っています。私が本から得た恩恵の大きさを思うと、小学生の時期こそ手を打ちたいのです。
 
 私の場合、運動や家庭科も大好きだけど、こういう風に「熱くなって」指導はしません。本の世界は、特別なのでしょう。

 おまけ
 
 昨日TVで携帯電話の「保護」に関する街頭インタビューをやっていた。みんな「親から」のメールを大事なメールとして見せていたので、「へえ、今親からのメールって、<保護メール>って言うの?」と我が家の子どもたちへ、何気なく聞いたら「あのねえ!!・・・」と絶句される。
 「だって、どうやってメールを保護するの?」と重ねて聞くと「削除と同じぐらい簡単!!」と言われる。本当に知らなかった。