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 緊張の糸が切れ、ゆっくり過ごす。難しい本は読めないので、コミックの

この星のぬくもり―自閉症児のみつめる世界

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光とともに… (1)

光とともに… (1)

を読む。「光とともに」は全10巻。両方とも、教員には必読だと思いました。今までよく理解できていなかったことが、線で結ばれました。

今日の内田先生

東京で『週刊ダイヤモンド』の取材。
今度のお題は「高齢少子化」。
別にそれが何か問題でも?
という話をする。
人口減はこのあと出生率が回復してももう止めることができない。
だとしたら、「高齢少子化社会をどう快適に生きるか?」という具体的問題にシフトした方がいいだろう。
若い人たちが結婚しない、子どもを作らない、スタンドアロンで生涯をかけて「自分探し」をしたいというふうになったのは国策イデオロギーが「大成功」したことの成果なんだから、今さらどうこういう筋のものではない。
日本では国策イデオロギーはなんでも「成功し過ぎてしまう」ということについて私たちのがわに配慮が足りなかっただけのことである。

内田先生のいつもの自説です。

 私は、7年前の夏休みに、静岡大学へ2週間毎日通いました。その時に私は、ある先生の講義の最後に「少子高齢化は予想通り、このまま進むと思いますか?」という質問をしました。
 その時の回答が同じようでした。つまり
「人口が最後に限りなく0に近づくかどうかは、よく分からない。でも、こうなった(少子化)のは、学校教育の成果だと思っています。」
 と言われました。「成果」という言葉がとても強烈に心に残っています。