2年生が幼稚園生へ読み聞かせ

 昨年幼稚園への読み聞かせを授業で行ったら、(学研の1日取材の授業を考えてて思いついた)思った以上に感触がよくて、今年は、1年と2年で行った。
 学校訪問する幼稚園の年長へ1年生が、2年生は年少・年中へ読むことにした。今日は授業参観ができなかったので、授業と読んだ本は、デジカメを渡して撮ってもらった。
 読み聞かせ風景の写真は、みんないい表情で撮れている。子供同士の読み聞かせを授業でやり出したのは、4年前。誰でも手軽に出来るし、相手意識も育つので、おすすめです。
 前提として、読んであげたい絵本が大量に(せめて、読む児童数×5)あることです。では、2回に分けて、選んだ児童ごとに紹介します。

かんからかん (幼児絵本シリーズ)

かんからかん (幼児絵本シリーズ)

福音館の年少版だった本かな?

つみきつんでもっとつんで

つみきつんでもっとつんで

ミラクル・ベイビー (児童図書館・絵本の部屋)

ミラクル・ベイビー (児童図書館・絵本の部屋)

「読み聞かせにふさわしい本」と教師が教えなくても、ちゃんとこういうふさわしい絵本を選べる子供になってて感激です。

チリとチリリ

チリとチリリ

うしろにいるのだあれ―うみのなかまたち

うしろにいるのだあれ―うみのなかまたち

本年度揃えた「どいかや」と「ふくだとしお」のシリーズは、かなり好評です。1対1で読める今日のような読み聞かせだと、きっとぴったりだと思います。

しゃっくりがいこつ

しゃっくりがいこつ

ぶたのたね

ぶたのたね

ナンセンスのセンスって、どうやってできるんだろう?佐々木マキさんは、本当に天才だと思っています。

まーくんとくま

まーくんとくま

ふしぎなナイフ

ふしぎなナイフ

「ふしぎなナイフ」は学習発表会で使いました。「読み聞かせ」から一歩踏み込んで授業で使うと、その楽しさをより深く共有しているので、日常の会話に出てくることが増えます。

うそつきのつき

うそつきのつき

おちゃのじかんにきたとら

おちゃのじかんにきたとら

「本を読むセンス」というものがあるかどうか分かりませんが、低学年でも「かなり読める」児童に出会うことがあります。当然読書量が違います。どのぐらいの読書量を超えると、「読める」レベルにいくのか知りたいなあと思います。この「おちゃのじかんにきたとら」を選ぶセンス、素敵です。

 今思い出したこと。昨年末沖縄帰りの電車の中で出会った男の子は、ずっと電車の中で「岩波少年文庫」の

がんばれヘンリーくん (ゆかいなヘンリーくんシリーズ 1)

がんばれヘンリーくん (ゆかいなヘンリーくんシリーズ 1)

を読んでました。まだ3.4年生です。このヘンリー君もう40年ほど前の本のはずで、私は大学時代に読みました。(→大学時代が40年前だったと言うことではありません!!間違って読解しないように)
 このような名作を抵抗なく読めて、もっとこの手の本を読みたい!児童は多分クラスで5%もいません。ですから、「まずは、名作を読ませなくては。イギリスでは児童書は出版から25年たたないと本物でないと言うらしいから」・・・なんて思わないことにしていますが、「へえ〜いるんだ!」と思いました。

おはなのすきなトラリーヌ

おはなのすきなトラリーヌ

トラリーヌとあおむしさん

トラリーヌとあおむしさん

今回一番人気は「どいかや」でした。

今日はここまで。そう言えば昨年も書いたのを思い出しました。
「何でこんな次々選べるんだろう?」って思ったら、絵本の棚の絵本そのものが、厳選!!1000冊でした。

 今日の話題
 図書返却のため、手元に読む本がなく
「読む本がない!!と叫んで、手元にある読み物が<心のノート>だったので、みんなで夢中で読んでいた」という某学年の報告がありました。