読書の作文

 今日1年生の書いた読書の作文を読んでいたら

チムとゆうかんなせんちょうさん (世界傑作絵本シリーズ)

チムとゆうかんなせんちょうさん (世界傑作絵本シリーズ)

このシリーズが好きで好きでたまらない子どもの作文があった。
 これは、かなり古典で普通なら買うかどうか躊躇するんだけど、予算があるってこういう本のシリーズも買えてしまう。
 でも密かに、読んであげないとこの醍醐味は分からないだろうし・・・シリーズ買って誰も手に取らないと本も浮かばれないなあ〜と思っていたので、本当に嬉しかったです。

 ひこ田中さんの「児童文学書評」より転載

これはとっても古典的な絵本です。アーディゾーニは、チャールズ・キーピング、バーニンガムやワイルドスミスとならんで、イギリスで五本の指に入る絵本作家ですから、絵がいいのはいうまでもありません。抜群です。
 海のそばにすむひとりの小さな男の子が、船のりになりたいと願い、こっそりと大きな汽船にのりこみ、よく働いて可愛がられる・・・・・・こんな冒険はいまどきできるもんじゃありません。船からすぐにおうちに連絡がいって、途中でおろされてしまいます。
 ということに気がつかない小さいうちならば、たいていの男の子はチムと一緒にワクワクドキドキ、沈む船に残された、勇敢な船長とチムを思ってハラハラできるでしょう。
 この薄い絵本には、冒険小説が持っている醍醐味がすべて入っているのです。ぜひ、楽しめるうちに読んであげてください。(赤木かん子 『絵本・子どもの本 総解説第5版』)
テキストファイル化 角田佳代子

 
 1年生の1番人気は

14ひきのおつきみ (14ひきのシリーズ)

14ひきのおつきみ (14ひきのシリーズ)

で、「ゾロリ」を抜いて堂々の1位。シリーズがたくさんある本は、馴染みができるのでしょうね、子どもに人気です。

 高学年の作文を読んでいると
「寝る前の読書はもう習慣になりました。」「(本を読まなかった)私が自分で本を買って読むようになりました。」と書いた子もいた。
 まだYAはそれ程読まないからと、電撃文庫は買ってなかったんだけど、先日高学年で初めて読んでいる(自分で買って)子を見かける。
 じゃあ、揃えておく時期が来たということです。
 
 でも全然得意分野じゃないから、読んでいる子に聞くしかないかな?

 今回の作文は、全校児童全員分を資料として取っておくことにする。