いきなり 令丈ヒロ子さん

 私が楽しみにしている「メールマガジン」に「児童文学評論」があります。児童文学評論家で児童文学作家でもあるひこ・田中さんが運営するサイトのメルマガです。

Copyright(C), 1998-2005 甲木善久 金原瑞人 神宮輝夫 鈴木宏枝 芹沢
清実 西村醇子 野上暁 ひこ・田中 ほそえさちよ 堀切リエ 目黒強
許可無く転載することを禁じます。

 今月が109号ですから、9年目になります。私が知ったのは、PCの前によく座るようになった4年前からです。
 PC何て・・・絶対近づきたくない・・と思ってきましたが、このHPと内田樹先生のブログに出会って、180度考えを改めました。
 
 PCとは上手に付き合えばいいだけだし、これほどの情報を知らない方が世間が狭くなる!と心から思いました。

 几帳面な性格を発揮して?!1回目からすべてプリントアウトし、(もちろんインデックス付き)最低2回は読み、図書館購入本をチェックしています。
 
 でも最近ファイルした記憶もない!と今日久々にファイルを手にしたら、この半年はファイルがありませんでした。

 ということで、心を入れ替えて「購入本チェック」と思ったら、昨日の書評が「令丈ヒロ子」さんでした。令丈さんの本は、以前紹介しましたが

若おかみは小学生! 花の湯温泉ストーリー(1) (講談社青い鳥文庫)

若おかみは小学生! 花の湯温泉ストーリー(1) (講談社青い鳥文庫)

 人気です。

 その令丈さんが、今回から新登場です!!
 これでまた楽しみが増えました。

初めまして。令丈ヒロ子です。
いきなり登場してすいません。
評論など縁のない世界だと思っていたんですが、なぜかこのようなことに。
しかし、せっかくの機会なので、私がおもしろいと思った本を紹介させてい
ただきます。では始めます。

「へこましたいシリーズ」東多江子・作、いのうえたかこ・絵。講談社青い
鳥文庫。
このシリーズを読んだ時、「これはいけない」とあぶら汗が出ました。と言
いますのは、わたしは自分が大阪人であること、過去、短期間だけ漫才台本
を書いていたことなどの「とっても関西人な経歴」を、これでもかとばかり
使い倒して、いろんな児童書で関西ネタをやってきました。幼年童話では関
西弁で小銭にうるさい鳥のお化けを出し、読み物では、関西の女の子に東京
の男の子を恋させ、その逆もやり、小学生東西対抗漫才もやらせたし、もう、
やりほうだいでした。(今後もやる予定ですが。)
それだけに、関西人が出てくる話には敏感にならざるをえないところがあっ
たし、要求するものも多く、はっきり言ってウルサイです。
しかし、この話はおもしろかった。それに、うまい!
達者やなー、腕あるなー、と何回も思わされましたね。

 ね、このテンポのよさ。
 何だか、お腹の底から元気が出てくるような感じです。
 
 この週末で読まずに放ってある号を読んで、購入本チェックを行いたいと思います。