あら、内田先生

 今朝の毎日新聞19面(暮らし豊かに 役立つページ)を開いたら、
 和をめでる:/6 合気道 神戸女学院大教授・内田樹さんの記事が目に入りました。
 昨年3月に私が参観した、芦屋市立体育館での練習風景写真が載っていました。
 この時の稽古では、内田先生が掛けるアドバイスの言葉一つ一つが「哲学」のお言葉に聞こえました。見ている私の中にもすとんと入っていく・・、そんな感じでした。

  「『天下無敵』とは、敵を全滅させることではない。自分には敵というものがいない。つまり、私と出会うすべての人と『私たち』という複合体を作ることができる、そんな能力だと思います」と語る。「争わない、優劣をつけない」という合気道の考え方。開祖・植芝は「本来の武道とは、いたずらに相手と争うものではない」と弟子に伝え続けてきた。内田さんはこうした視座こそ、表面的な個性重視をうたう今の日本、そして学校教育に欠けているものだと指摘する。

 私が内田先生の文章に強く惹かれるのは、根底にあるこの考えに共感するからなんだと思います。
 
 私が夢描く図書館諸関係仕事も「私たち」という複合体を作るという考えでいきたい!です。

 子どもたちに武道に親しんでほしいと願っている。しかし、それは親が期待するような「礼儀正しくなる」とか「体が丈夫になる」といった市場価値を付けるためではない。

 これは、そのまま「読書」に当てはまると思いました。
 
 子どもたちに読書に親しんでほしいと願っている。しかし、それは親が期待するような「成績があがる」とか「読解力がつく」といった市場価値を付けるためではない。

 年末に来ていた某お誘いを、やっと今日返信したのも何かの縁です。内田先生繋がりですから。

ひっそり 13万アクセスありがとうございます!
 12万が1月10日でしたので、35日で、1万です。
 「読み聞かせ」のヤフー検索144万件のトップ画面(1〜10)に入っているのも大きいかなと
思っています。ちなみに子ども達が通った小学校保護者読み聞かせサイトも同じページに入っています。この順番ってどうやって決められていくのでしょうか?
 私は別段どこでもいいのですが、ネットで商売をやっている人にとっては死活問題だという記事を以前読みました。

 「読み聞かせ」が144万なら「情報教育」は?と思い検索すると、117万件でした。
 また「司書教諭」は14,4万件で「読み聞かせ」の1/10でした。「読み聞かせ」って興味ある人が多いんだなあと改めて思いました。

 で、その司書教諭の2番目にあった「司書教諭」日誌を読み出したら止まらず、結局PCの前に4時間。関西某私学の中学司書教諭の日記です。私学だからできる!だけではないものを感じ・・何だか呆然として半日が過ぎました。
 
 このふっと出会ってしまったHP(ブログ)を読み出して、最後まで読めるというのは、書き手が私の波長にすごく会う人なんだと思います。実際あっても絶対ずっと話し込んでしまう人。
 
 その最初が4年前の内田先生で、それから数多くの「最後まで読まずにいられない」日記を読んできました。
 今日は、久しぶりに出会ってしまった!という感じでした。フー。学ぶこと、山のよう。