10万ヒットありがとうございます
ずっと10万になったら、何を書こうか考えてました。
この2年近く書いてみて思ったことは
- 作者: 梅田望夫
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2006/02/07
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「実際ブログを書くという行為は、恐ろしい勢いで本人を成長させる。それはこの1年半の過程で身をもって実感した。(中略)ブログを通じて自分が学習したことは「自分がお金にできない情報やアイディアは、溜め込むよりも無料放出することで(無形の)大きな利益を得られる」ということに尽きると思う。
(中略)
情報は囲い込むべきものという発想に凝り固まった人には受容にくい考えであろう。
「書くという行為」を初めて意識したのは、小学校2年生です。当時の担任だった東井義臣先生(東井義雄先生のご長男)の毎日の宿題が「日記」でした。書くのが楽しくて楽しくてたまらなかったのですが、それは、「上手に書ける」からではなく、先生が、毎日日記をきちんと読んでいてくれていると分かっていたから。別に赤ペンがぎっしりという訳だったのでもありません。(そうだったのかも知れませんが、そこは記憶がありません)
例えば、ある日の日記に「朝、とっても寒くて、顔を洗うとき、冷たい水で洗うのがイヤだったんだけど、洗ってみると本当に気持ちよかった(大体こんな所)」と書いたら、昼休みに「牛乳瓶を冷たい水で洗うのやだな〜(昔は日直が牛乳瓶を洗ってた!)」という私の独り言を聞いて、
「えっ、顔を洗うのが気持ちいいんだったら、冷たくないよ」という声をかけてくれるのです。一時が万事こんな調子でした。
よく見ててくれるけど、自分ばかりえこひいきされているという感じも全くしない。
この時に、書くことが、コミュニュケーション(という単語は知りませんでしたが)になると確信したんです、きっと。だから、これ以降、書くと言うことにマイナスのイメージはありません。いつか通じる、書けば分かるという気持ちでいます。
- 作者: 内田樹
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2005/11/28
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「私だけの固有の、共有されえぬ思念や感覚」と思いなしていたものが、実は「みんなそうなんだよ」ということがわかるときに、人間はおのれの唯一無二性とおのれの普遍性を「同時」に経験する。
私たちがコミュニュケーションのために膨大なリソースを投じるのは、畢竟、その経験を求めてのことなのである。
これもこの2年近く、このブログで語ってきて実感してます。
2年前は、書くことを始めるとは、万に一つも思ってもみませんでした。なのに今は・・です。今後もよろしくお願いいたします。