OFF 京都 

宇治平等院鳳凰堂へ平等院ミュージアム鳳翔館秋期展開催を知り、何とか子どもにも見せたいと思った。10円玉の裏はあまりに有名だけど、1万円札の「鳳凰」はここの鳳凰だったのですね。

 京都駅地下の三省堂書店は、とても便利。乗り継ぎの待ち時間は、いつもここ。

東井義雄のこころ (ことばの花束)

東井義雄のこころ (ことばの花束)

を購入。
 東井義雄先生のご長男の義臣先生は、私の小2の時の恩師。私が教師になったことを真っ先に伝えた先生で、いつか会えるからと暢気にしていたら、平成2年体育の授業中に倒れ、そのまま10年意識がなく、結局意識が戻ることなく亡くなられてしまった。私が教師を続けているのは、多分東井先生が私の中で生きているから。

 寺の跡を継ぐことを期待していた息子が意識不明に陥ったときは、かなり動揺し、辛い思いをしたことが次の文から伝わってくる。

 今度、息子のことに出会わせていただいて、「代わってもらえないこと」より「代わってやれないこと」が、こんなにきびしくつらいことであったかということを思い知らされていただきました。
 人生という学校のいちばん厳しくむずかしい学習は「自分の死」を、どうお受けするかということだと考えていた私ですが、「自分の死」よりも、もっときびしくつらい学習を消化しないと、卒業のお許しがいただけないのが、人生という学校だと気づかせていただきました。

 この本の写真提供者は「東井義雄記念館館長」の宇治田透玄先生で、高校時代の恩師でもあります。帰省して懐かしい人にたくさん会ってきて、さらに書籍で懐かしい方に出会え、いい3日間だったとしみじみする。