6年 課題図書

読書感想文の審査があるので、6年課題図書を今頃読み始める。

うそつき大ちゃん (ポプラの森)

うそつき大ちゃん (ポプラの森)

を読み出したら、面白くて一気に読了。
作者紹介文より

童話から長編まで多数の作品を執筆、幅広い支持層を持つ。みずみずしくも
 力強い文体で、生きるもののあり方を鋭く問う。

 いつもクラスで仲間はずれにされている「うそつき大ちゃん」を、学校の帰り道に見つけた健太が、大ちゃんと一緒に家下川で魚釣りをやる場面から物語はスタートします。
 「うそつき大ちゃん」とは距離を置いていたはずなのに、健太は、塾をさぼり放課後毎日川で魚釣りをするようになります。
 そして夏みかん事件から、クラス1の優等生の夏葉も魚釣りに参加し始め、「環境保全研究発表会」で「家下川は魚のすめない川だということです」と言い切った吉岡敬一が、加わることで、物語は一気に進みます。
 大ちゃんを軸に、周りの小学生達が魚釣りをしながら健全になっていく様子を嬉しく思い、共感してくれる小学生の手元にこの本が届いたのだろうかとも思った。

 こういうきっかけで、子どもってぐっと変わっていくから、子どもなんだろうし、児童文学の面白さそのもののような本を読んで、何だか児童書を読み出した頃を思い出して懐かしかった。

 挿絵の村上豊さんの絵がとってもいい。村上さんは三島市出身です。