読書感想文

 某学年の読書感想文用のワークシートを読んでいたら

にんきもののはつこい (にんきものの本)

にんきもののはつこい (にんきものの本)

で書いてあった。なので、担任の先生にこのシリーズ4冊のおもしろさを伝える。「そうそう直木賞も受賞しました。」と付け加えて。

 この本は「将来の夢は『ましょうのおんな』になること。」と言って、いわゆる男子の人気者、女子の嫌われ者の女の子が主人公です。で、そのましょうの おんなのこがあろうことか本当に好きになってしまったのが、クラス1の人気者の「キンキン」。で、結局・・・最後には「ママ。わたし もう、ましょうのおんなに なるのを やめた。かわりに いっぱい こどもを うんで、にっぽんいちの きもったま かあちゃんに なるよ。そうしたら ずっと さびしくないから、ママも いっしょに くらそうね」って言うような変貌をとげるまでのお話。
 途中

 うちのパパは わたしが うんと ちいさいころ
 ママの ほかに すきな ひとを つくって、
 いえを でていった。
 「まいこが いれば ママ、しあわせよ」
 なんていうけど、
 そんな しみったれた しあわせ、
 わたしは いらないの。

なんていう文までありました。
 そう言えば、昨年の課題図書も両親が離婚した女の子の話でした。


久しぶりに4冊まとめて読んだけど、1冊目の

にんきもののひけつ (にんきものの本)

にんきもののひけつ (にんきものの本)

がもう8年前の本でした。武田さんの絵といい、内容といい、全く古くなっていません。

 森絵都さん、直木賞作家として、忙しくなってしまったけれど、幼年書いてくれないかな〜。