2学期を見通す

ために、終日学校。休みぐらい・・・と定刻に職場を出たのに、ものすごく混んでいる。??と思ったら、今日でお盆休みが終わりだった。つまり、私の周りの車は全部県外ナンバーということ。休暇の分散化というらしいけど、インター沿いの住人としては、分散化はそれほど進んでないと思う。毎年ものすごく混む時期は同じだから。
 
 ところで、子どもの頃、実家では13日からの旧盆は、お正月と並ぶ一大行事だった。父も仕事を休んでいたような気がする。3日間で何度お墓に行くのだろう?と言うほど行った。ただ、14日は仏様が「出雲へ?」行くとかで、朝のお参りがなく、少しの朝寝坊が許されていて、大層ご先祖様に感謝したものである。
 昔々のお話でした。 
 
 今日は終戦記念日

戦争 (Little Selectionsあなたのための小さな物語)

戦争 (Little Selectionsあなたのための小さな物語)

 ショーロホフの「人の運命」、手塚治虫の「ぼくは戦争を忘れない/語り部になりたい」「紙の砦」の3編が収められています。
紙の砦 (手塚治虫漫画全集)

紙の砦 (手塚治虫漫画全集)

は、以前戦争の授業をしたときに使いました。

「ぼくは戦争を忘れない」には

・・・いかに、視聴覚による子どもへの時局教育が重用視されていたかがわかるわけです。子どもに限らず、耳で聞くよりも目で見るイメージのほうが、何百倍も強烈です。
 アドルフ=ヒトラーナチス教育のほとんどが、この映像教育でありました。とくに青少年のナチス組織、ヒットラー・ユーゲントを教育するのに、ふんだんに映画を使ったのです。(中略)
 日本とドイツの共同映画制作もやって、ぼくは子どものころに見せられた覚えがあります。日本人までも、ドイツのナチス作制はこんなに素晴らしいんだと見せられたのです。
 日本の軍部、情報局関係は。子どもへの映像による教育が、どんなに効果的かよく知っていたから、こういう政策をとったのだろうと思います。そうなるとぼくら子どもは、たまったものではない。一も二もなく戦争におぼれていかざるをえなかったのが、ぼくたちの世代です。
 ぼくが、アニメーション映画に力を注いできたのも、一つには、この軍事主義による映画の効用を逆手に取って、夢や希望に目を輝かすことのできる子どもたいtに育ってもらいたいからなのです。

とありました。戦争映画ではなく、手塚作品を見ながら子ども時代を過ごせたことは、幸せなんだと、思いました。