戦争

 昨日渋谷で、「蟻の兵隊」を見た。
 蕃茄庵さんの日記を読んでいて知り、自分の中の戦争の風化に気がついたため。

 関連図書

私は「蟻の兵隊」だった―中国に残された日本兵 (岩波ジュニア新書 (537))

私は「蟻の兵隊」だった―中国に残された日本兵 (岩波ジュニア新書 (537))

  
 私の祖父は明治40年生まれで、当然戦争へ行った。終戦記念日の8月15日のお昼には、NHKのニュースをつけ、12時のサイレンに合わせて黙祷をしていた。私にとっての終戦記念日は、熱い夏の昼、12時のサイレンと共に頭を垂れている祖父の後ろ姿と共に思い出される。
 それが、いつしか、「えっ、今日が終戦記念日?」になっていった。結婚してしばらくは、必ず旧盆に帰り、13日〜15日を実家で過ごしていたのに、夏には帰らなくなってそうなった。

 私は祖父からフィリピンで戦ったという戦争の話を何度も聞いてはいるけど、私の子どもたちは、多分学校で習った数時間でしか戦争を知らない。 
 自分の言葉で戦争を語れる人たちが年々少なくなっていく・・。そんな時代でもどう伝えるのかをきちんと考えようと思う。

 今日学校での打ち合わせで6年生と「戦争」の授業をたくさんの資料や、聞き取りを合わせて行うということになった。
 先日の研究会での資料と合わせ、ここで足りない本をそろえるつもりである。

 昨日は、戦争の映画を見て、丸善

八月の髪かざり

八月の髪かざり

那須さんの広島原爆投下の物語の新刊を手にした。戦争に関しては5年前の6年担任以来取り組んでないのにも気づく。
 戦争だけでなく、目の前にやることが多いと、どうしても今必要でない情報は後回しになってしまうのだけれど、意識的にそうでない情報も入れる余裕を持たなくては・・としみじみ反省。