七夕なんだけど・・・
今日は、七夕。いつになく、というかいつもの通り遅い帰宅をしたら、次女が
「何でこんなに遅いの? 今日は七夕なんだよ!」と言って来た。
私は、実家では旧暦の七夕をやってきたので、私の中での七夕は、8月7日である。夏休みのたっぷりした時間の中で、朝から短冊を飾るのがどれほど楽しかったことか。お昼過ぎには、父が大きな笹を取ってきて、2本並べ、間に夏野菜を並べての七夕だった・・・・。
今年もわが家は旧暦の七夕にしよう。
今日は七夕の本ではなくて、ちょっとした図書室でのお話。
昨日の昼休み図書室にいたら、男の子が
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「ものすごく面白い!」と言ってきた。2年前に「カラフル文庫」が創刊されたときに全巻買ったうちの1冊。アンソロジーになっていて、この創刊号には
あさのあつこの
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「前から本読んでた?」と聞いたら
「つい最近から、はまっている。」とのこと。
読み出すまでには、えらく時間がかかっても、ここまでくればあとは、本当に自分で本を見つけられるようになるのだなあと思いました。
久しぶりの内田先生日記(自分の本文より長くてすみません)
自分がしなければいけないことを誰かがしてくれるので、そうやって浮いたリソースで他人のしなければいけないことを代わりにやってあげる。
それがレヴィナスの言うpour autre (他者のために/他者の身代わりとして)ということの原基的な形態だと思う。
それが「交換」であり、それが人性の自然なのだと私は思う。
I cannot live without you
というのはたいへん純度の高い愛の言葉である。
このyouの数をどれだけ増やすことが出来るか。
それが共同的に生きる人間の社会的成熟の指標であると私は思う。
幼児にとってこのyouはとりあえず母親ひとりである。
子どもがだんだん成熟するに従って、youの数は増えてゆく。
ほとんどの人は逆に考えているけれど、「その人がいなくては生きてゆけない人間」の数が増えることが「成熟」なのである。
「その人がいなくれば生きてゆけない」と思える人の数の増加と、当人の社会的能力と生存確率の向上はあきらかに正の相関をなしている。
それはI cannot live without you という言葉が相互的なものだからだ。
というか、その言葉が相互的に機能しないと思えるような相手に対して私たちは決してそんな誓言を口にしないからだ。
ここ1週間、パソコンスキルのなさに泣いて多くの方に助けてもらってますが、きっと「他人のしなければいけないことを代わりにやってあげる。」私がいると信じて(?)毎日を過ごしてます。私の感違いだったりして・・。