かえる

 6月と言えば、「かえる」である。私には、忘れられない「かえる」の思い出がある。

①雨の降った後の通学路には、夥しい数のかえるの死骸があって、本当に生臭かった。子供の足で15分 程度だったはずなのに、200匹近かったように思う。毎回「1,2、・・・」と飽きもせず数えてい た。

②カエルが干からびると・・・
 実家の裏庭には、大きな富有柿の木があって、夏に寝ている2階の部屋の窓を開けていると、その柿の木のかえるが屋根を伝って、よく部屋まで入ってきた。で、朝になると、枕元には、見事に干からびたカエル3,4匹・・・。
 寝ようとして、カエルの気配がするたびに起きて逃がしてあげようとはするんだけど、睡魔には勝てず・・ということが続いた。クーラーなんて、超お金持ちの家で使うものだと思っていた時代の話である。

 ということで、私は、かえるもいもりも結構お友達でいたので、触るのは平気だったんだけど、高校生になって、前のように楽しく触れない自分に気が付いてびっくりした。今は元のように平気だけどね。

で、今日は「かえる」

あまのじゃくなかえる

あまのじゃくなかえる

昨年購入の本。題の通り、あまのじゃくなかえるが、何でもお母さんの反対ばかりしていたんだけど、お母さんが心労で亡くなってしまった時に初めて、心を入れ替えて「反対」にしなかった。でも、実は、反対にして欲しくて、お母さんは遺言を残していた・・。という人生訓そのものみたいな物語。
 これは、韓国・朝鮮で一番知られている昔話だそうです。

 思い出すに、私は小学校低学年の道徳の物語が大好きで、多分今の私を形成している道徳規範はそこで学んだと思っている。こういう本もさりげなく配架しておくといいと思います。
 また、国別の昔話を読み比べることもできるのかなと、今思いつきました・・。

 

オタマジャクシをそだてよう (みぢかないきものみつけようそだてよう)

オタマジャクシをそだてよう (みぢかないきものみつけようそだてよう)

長野ヒデ子さんの絵で、物語かな?と思うと、分類が487で、「図書館用特別堅牢製本図書」になっていて、「生活科 みぢかないきもの みつけよう そだてよう」シリーズです。生活科で巻末の4ページが使えるので 確かに487だとは思います・・。

 あとがきには

・・・このシリーズは、ひとつひとつの巻にストーリー性を持たせ、子供たち自身が、絵本を見ながら、いきものの見つけ方や育て方を楽しく身につけていけるようにつくられたものです。

とあります。間違いなくストーリーです・・。

ここからは、分類4のカエルです。

小学館の図鑑NEO 両生類・はちゅう類

小学館の図鑑NEO 両生類・はちゅう類

ネオの中でも新しい本です。確か、「かえるのなきごえ」CD付きだったような気がします。とにかく「ネオ」は必携です。
アカメアマガエル (いきもの写真絵本館)

アカメアマガエル (いきもの写真絵本館)

「いきもの写真絵本館」のシリーズ。アカメアオガエルの写真がすごくきれいです。文を書いた人も、写真を撮った人もカエルが好きなんだなあと分かります。

ドキドキワクワク生き物飼育教室 (3)

ドキドキワクワク生き物飼育教室 (3)

「ドキドキワクワク生き物飼育教室」の1冊。非常によくできたシリーズで、低学年から高学年まで使えます。ふりがな付きも嬉しいです。
ふしぎいっぱいカエル (Amazing worlds (6))

ふしぎいっぱいカエル (Amazing worlds (6))

これはめずらしい動物大集合!の本ですから、こんなカエルいるの?のオンパレードです。

 あとがきに

 各ページの大きいクローズアップ写真が、まるで虫めがねで見るように、カエルたちの世界を
 すみずみまで見せてくれます。

とありますので、興味のある方は是非手にとって見てください。

育てて、しらべる 日本の生きものずかん 2 カエル (育てて、しらべる日本の生きものずかん)

育てて、しらべる 日本の生きものずかん 2 カエル (育てて、しらべる日本の生きものずかん)

「育てて、しらべる 日本の生きものずかん」の1冊。教室で生き物を飼う時に、とても役に立ちます。もちろん1年生にもOKで、でも高学年が読んでても「幼稚」に見えない、かなり質の高い仕上がりになっています。しかも1260円!この手の本は、2000円以上するのもざらなんだけど・・、かなりの買い!だと思います。
 この間、理科の授業で「ほたるを取ってきて、飼っている」という子供がいて、びっくりしました。私は子供の頃、毎日6月には蛍がりに行き、そのたびに虫かごに入れておきましたが、次の日の朝には、死んでいました。
 飼育の知識は、実際に飼ったことのないものだと、加減が分からないことが
多く、そんな時の強力な助っ人になるシリーズだと思います。

後は、高学年〜中学生向きの

両生類 (ビジュアル博物館)

両生類 (ビジュアル博物館)

これは、ビジュアル博物館全64巻の1冊。1〜36巻が3398円、〜64巻が2718円ですから、全部でかなりの金額になります。小学校に全巻は難しいとは思いますが、使えそうなのは購入しておくといいと思います。全部ではありませんが、ルビが振ってあります。学校のを見たら、後ろに卒業生の推薦文が貼ってありました。

 

読むのが大変だけど、イモリやカエルの体の構造、トードとフロッグの違い、カエルやイモリの種類た生息地、先祖の化石などが詳しく書いてあります。

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これも物語風に作られています。

 

今日の学校で、
①朝、この前「ザ・マンザイを入れてください」と言っていた子が、児童玄関で本を 片手に登校してきた。(『ルドルフとイッパイあってな』(斉藤洋
②PCがうまく開かないというので、朝図書室へ行くと、図書委員会の男の子の会話
 「ねえ、『バッテリー』(あさのあつこ)の2巻持っている?」「えっ、前読んでたけ  ど、今は誰だろう?」
③図書室後ろから、なにやら楽しげな声がするので見ると
 『おはなし迷路』(杉山亮)を友達数人と読んでいた。