金原瑞人氏講演会

 「12歳からの読書案内」-YA(ヤングアダルト)の昔と今と-

 YAの成立背景、YAの流れ、今のYAなどなど自分の中で断片的にしか分かっていないことがしっかりと繋がる話でした。

 昭和29年生まれだそうですが、あまりの若さに皆さん絶句・・。
でも話の随所に「そうそう!」と頷く話がたくさん出てきて、確かに昭和30年代に小学生だったというのが分かりました。
 私は、話の中で出てきた「コバルト文庫」の氷室冴子以前の日本の作家-富島健夫も書いていたのです!-や、「小説ジュニア」など、30年ぶりに聞く言葉があり、懐かしい・・・のひと言でした。

 講演終了後の質問「今面白い本は?」「中学生にお勧めの本は?」などにも丁寧に答えていただき、本を持ってきた人には、もちろんサインしていただき、皆さんに「よかったね〜。」と満足してもらいました。

 私のへえ〜は、イギリスで1997年に2万人から「20世紀の100冊」のアンケートを取ったら、(一番多い)4冊選ばれた作家が「ダール」で、しかも大人向けの話ではなく、「チョコレート工場」「おばけ桃」などの児童書だった、という話です。
 

 私は昔々の

YA(ヤングアダルト)読書案内

YA(ヤングアダルト)読書案内

を持っていって、サインしてもらいました。この本は13年前で2900円。当時、類書は全くなく、ちっとも高いと思わず買ったのを覚えています。

 お知らせ
『12歳からの読書案内-海外編』がこの冬には出るそうで、こちらも楽しみです。