おねえちゃん

 兄の次は当然「姉」

ジェラルディンのきょうからおねえちゃん

ジェラルディンのきょうからおねえちゃん

赤ちゃんが生まれて、父母は忙しくて兄・姉にかまってる暇はなく・・・というパターンは、かなりあります。これは、最後のお母さんのフォローが絶品です。
 
ごきげんなすてご (Best choice〈petit〉)

ごきげんなすてご (Best choice〈petit〉)

もう15年前の本になります。出た頃、毎年定番でよく読みました。弟妹のいる子供たちが本当に共感してました。これも最後の父・母がうまいです。

おねえちゃんったらもう!

おねえちゃんったらもう!

これは、みんなよりちょっとだけテンポのおそいカバくんがいつもおねんちゃんにからかわれる話です。で、最後に抱きしめてくれるのが「おねえちゃん」ではなくて・・・というのがみそです。

最後は

おねえちゃんは天使

おねえちゃんは天使

これは、自分が生まれる前に亡くなってしまったお姉ちゃんのお話。
訳者あとがきより
 

・・・死んでしまったおねえちゃんへのあこがれと奇抜な想像力があいまって、女装して近所を歩きまわるという珍事件を引き起こすのです。変にまじめで、でもちゃっかりしたところもある主人公の言動には、訳しながら何度も笑が出てしまいました。
 また、以前ご紹介した『おじいちゃんの口笛』と同じように、死という重いテーマをセンチメンタルにならず、無邪気な語り口にのせて、たんたんと描き出す鮮やかさも、スタルクならではのものです。・・・