県下一斉地域防災の日

午前中
8:00〜公民館集合
9:00〜11:00 地域防災
 この町内に転居して6年目。そのうち4年は、役員をし、そうでない時も「夏祭り・校区祭り・地域防災」には顔を出しているので、かなり町内の方の顔が分かるようになった。炊き出し、放水、消火訓練を見ながら、地震が来たら、こうやってお世話になるのかなあと思い・・、ブタ汁をすする。

午後
 

日曜日の夕刊 (新潮文庫)

日曜日の夕刊 (新潮文庫)

12編の短編集。最初の「チマ男とガサ子」で、はまった!オトコのくせに非常に几帳面で、多分それが原因で7回の失恋をした男の人の物語。話の最後は、きっと幸せな家庭になるでしょうって思えるハッピーエンドですけど。

 私が面白かったのは、その几帳面さ、すごく分かる。それは、私の小学生時代と重なるから。
 
 あまりにくだらない話ですけど・・。 
 ランドセルに入れる教科書は、もちろん1日の時間割の順番。学校へ行って、机の中へもその通りに入れ、授業が終わったら、もちろん1番下へ入れておく。一時が万事この調子だった。中でも思い出深いのは、1年生の夏休み生活表。学校で計画をたてた時に「1時〜2時を昼寝」の時間とした。で、毎日1時にちゃんと、タオルケットを掛けて横になるんだけれど、当然眠れない時があって、あせったの何のってね。何をあせるかって、その生活表を○にしていいのか、△にするべきかです。迷った末、1時からは眠れなかったけど、1時間寝たんだから、ほとんど○にして提出。でも今度は、先生が「毎日本当に1時間から寝たの?」って聞いたらどうしよう?本当に毎日「杞憂」ばかりしていた小学生だった。

「桜桃忌の恋人」は、太宰なんて読んだこともなかったのに、クラス名簿の「好きな作家」に太宰治って書いたばかりに、同じクラスの太宰治の熱狂的なファンであるワケありの女性に気に入られてしまう男の話。で、読んだこともなかったのに1週間家に閉じこもって読み始めると「ハマッた。みごとに、ハマッてしまった。」太宰の作品のフレーズが次々に出てくる。
 私は中学の時の「走れメロス」でその名前を知り、大学でバイト代を継ぎこんで、筑摩書房(だったかな?)全集を買った。今でもどこかで眠っている。
 中でも「朝、食堂でスウプを一さじ、すっと吸ってお母さまが、『あ』と幽かな叫び声をおあげになった」 なんて好きで、このフレーズは何度も読んだ。

などなど、短編なのに、読み流す作品になっていなくて、満足!

夕方
 ブックオフへ。一番本がある三島店へ行き、ちょうど100冊購入。青い鳥文庫のサイズが入る書棚がもっとないと、入らないかなと心配。