清水奈緒子氏講演会

PM 市立図書館、読書週間記念講演会
  翻訳家、清水奈緒子氏、児童文学「私の出会ったイギリスの作品から」

清水さんの翻訳で読んだのは、

ストライプ―たいへん!しまもようになっちゃった

ストライプ―たいへん!しまもようになっちゃった

こちらゆかいな窓ふき会社 (児童図書館・文学の部屋)

こちらゆかいな窓ふき会社 (児童図書館・文学の部屋)

「こちら・・」の方は、大学生時代の訳で、16年ぶりの今年、新訳が評論社から出たようです。
 講演では、2つの翻訳作品の舞台となったイギリスの写真を見ながら、解説が聞けて堪能できました。

 今日は、ダール作品の話も多かったです。そう言えば、私が、子どもの頃出会えなかった児童書を読み始めて「児童書を子どもだけのものにしておくなんて、もったいなさすぎる!」と思ったのは「ピアス」と「ダール」の作品に出会ったからでした。特に、ダールの作品は、もうどれもとびっきりに面白いのに、悲しいことには、評論社の字体と訳が古くなって、誰にでも薦められる本ではなくなってしまったことでした。でも(こんなことやってはいけないよねと思いながら)「チョコレート工場・・」は、小学生だった長男に唯一「読みなさい」と手渡したのでした。
 だから、今年の映画化で、一気に「ダール」の名前が知れ、しかも評論社がダールの作品を装丁を揃えて出版してくれたのは、本当に嬉しい限りでした。
 時間があれば、旧訳と新訳の比べ読みなんて面白いんでしょうね・・・。


おまけ
中3の長女が、多分総合的な学習のまとめだと思うんだけど、「不思議の国のアリス」と「ピーターラビット」についてずっと調べてまとめようとしている。懐かしい!!ピーターラビットは全巻何度読んだか分からない。1,2巻は今でも暗唱できるほど。訳がよかったしね。