テーマ別 その①「月」

 朝、6年の女の子が「先生、『二十四の瞳』と『十五少年漂流記』ありますか?」と聞いてくる。理由は秘密だけど、図書室へ行って、カウンターの後ろにひっそりと置いてある本を手渡す。「あるんだ!」と喜ばれる。こういう本って、正面にどっかりあると、ちょっと・・・という感じだけど、ないとね。
 
 では、今日は「月」の本
①必ず読むのが

パパ、お月さまとって!

パパ、お月さまとって!

 
満月になるところが、見開きになるんだけど、ちゃんと練習してぱっと開けるといいです。もたもたしていると、楽しさ半減かな?
②有名なのは
お月さまってどんなあじ?

お月さまってどんなあじ?

かな。これも定番でよく読みます。
③とっても長細い本です。
つきのぼうや (世界傑作絵本シリーズ)

つきのぼうや (世界傑作絵本シリーズ)

 自分の子どもに「この本読んだ?(私は記憶にない)」と聞くと「もう、何回も読んでもらって、すごく好きだった!!」とのこと。こっちが記憶にないのに、(いい思い出を)記憶してくれてるって、嬉しい。でも、教室ではほとんど読んでないかな。やっぱり30人以上に読むのはつらい大きさです。池の中に映る月(自分)が気になって仕方ない月が、自分の子どもに「あの つきを つれてきてくれないか。ともだちに なりたいのだ。」という所からお話が始まります。
④これも読み聞かせにはつらい
めざすは月 (タンタンの冒険)

めざすは月 (タンタンの冒険)

もう10年以上前、2年生のクラスで、「タンタン」を読んだことがあります。かなり根気が必要で、もう2度とやりませんでした。まあ、子どもは、はまると延々と読み続けますけど。
⑤これは、おまけ
うそつきのつき

うそつきのつき

だじゃれの本なので、まあ気楽に読んでください。絵は荒井良二さんです。

 今思いついた本だけなので、まだまだあるような・・・。でも、こうやって、とりあえずでも紹介しておくといいかな?

読了

今朝、注文した本が届いていた。帰宅して一気に読む。本当は17:30の新幹線に乗って講演会に行くつもりだった。でも、運動会まで体力温存しなければと・・思いとどまる。

 『身体の言い分』出版記念トークショー

『身体の言い分』(毎日新聞社)刊行記念
内田樹+池上六朗 トークショー+サイン会
2005年9月13日(火)19:00〜21:00(18:30開場)
会場:青山ブックセンター本店内・カルチャーサロン青山
定員:140名様

 毎回、内田先生と本当に気が合ってしまう。「そうそうそう!!!」の連続。
 

 病んでいる人というのはミニチュア志向になって、自分の世界が縮んでいくそうですね。だとすれば、健全な人というのは自分の世界が広がってゆく人ということになりますよね。
ネットワークが増殖して、体から触毛みたいなものが出てきて、それがいろんな人とつながっていって。そういうゆるやかな共同体の中で、まわりの人が自分をどんなふうなものとして受容しているのか、自分に何を期待しているのか、自分をどんなふうに必要としているのか・・・・という仕方で自己をとらえてゆくというのが一番確かな自己把持だと思うんです。(中略)
 「自分はこれがしたい」ということは一生懸命言うんだけれど、「自分は他人のために何ができるのか?」という問いかけは思いつかない。でも、「誰が自分の支援を必要としているか?」という問いを自分に向ける習慣のない人間は社会的にはほんとうは何の役にも立たないんです。

 あと1つ

 人間って、自分がいったん口に出したことばにほんとうに呪縛されちゃう。だから、逆に「嫌い」ということも、いったん口にするともう取り返しがつかない。「家事なんて、嫌よね」というようなことをだからうかつに口にしちゃいけない。心ならずも口に出して言うことばは無意味だと思っている人多いですけれども、そういうもんじゃないですよ。

 これは、私もかなり気をつけている。特に家事全般、お弁当作り、夕食作りについては、まあ嫌いじゃないこともあるけど、あまりに忙しくて「かったるい」と思う時でも「嫌い」とは言わない。子どもってよく聞いてますから。

おまけ
今日は

のだめカンタービレ(13) (KC KISS)

のだめカンタービレ(13) (KC KISS)

の発売日。レジ横にビニルカバーなしで20冊ほど積まれてました。もちろん買って家族中で読んでます。