身体の言い分

 

身体(からだ)の言い分

身体(からだ)の言い分

を読み始めて、1ページ目の「正しい学び方」で池上先生が

 今わたしは人の体の治療を仕事にしていますが、自分のやっていることを人にお話する機会も多いんです。そこでわたしはある出来事に対する姿勢とか、考え方を伝えたいと思っているんですけど、聴きに来る方々は治療家さんや治療家をめざしていえる方が多いこともあって、まあ当然なのかもしれませんが、みなさん具体的なことを教わりたがるんです。たとえば、こんな腰痛、こんな肩こりの場合はどうすればよいかという治療の方法をみなさん知りたいわけです。けれども、あらゆる出来事は一つとして同じではないですから、すべてが異なることに対して何か決まった一つの方法があるわけではないでしょう。だから、ただやり方を教わるだけではだめですよ。自分で考えなければならないんですよと言うんですが、なかなか伝わらないです。

太字は、koyateru
とおしゃってて、思わず、よく「何したらいい?」と聞いて来る某県小学校教諭の顔が浮かぶ。「自分で考えれば」と素っ気無く返しますけど。

 最初がこの話ですから、全編ずっと頷きモードの話ばかり。かなりのおススメ本です。

 この夏の読書は、児童書より圧倒的に一般書の方が多かった。やっぱり目の前に子どもがいないと違うのかな?明日からは、「毎日読み聞かせ」の通り、児童書案内に努めます。