あと2日

 成績も出揃い、いよいよあと2日で夏休み(子供はね!)。子供に倣って、思いつくままに「図書館教育の1学期」を振り返ると

図書室関係
①書籍代の寄贈があり、約1000冊の新刊本を購入できた。
②新刊本購入にあたり、一番のガイドブックは、ひこ・田中さんが出しているメールマガジン  『児童文学書評』7年分。(こんな良質の書評が毎月無料で読めることに感謝)
③新刊本にすべてブッカーを掛けて下さったボランティアの方に感謝。
④朝読書(8:00〜8:15)に3年4年5年の図書室利用を定番にした結果、「図書室には読 みたい本がある」ということが周知された。
 (図書室を本が読める一部の子供だけのものにしてはならない。)
⑤ ④の結果、担任も図書室を知る機会となった。
⑥大きな図書室改装は昨年やったが、新刊本が入り、手塚治虫のマンガ・幼年文学・絵 本・YA・青い鳥文庫・ビッグブック・ミッケなどを独立させた。

授業関係
①指導法改善のための時間を算数の他に、国語・総合的な学習でとってあるので、昨 年よりは授業を計画的にできた。2,3学期の授業計画を夏休み中に立てなければなら ない。
② ①の授業の考察や、ワークシートの作り直しも夏休みの仕事である。
③今思い出した!夏休み明けの教研レポートもあった。

 書きながら、改めて自分の学級の子供だけに、学級作りの一つとして読み聞かせや読書の授業を続けていたことが、こうして学校へと広がって実践できるのは、かなり恵まれた環境であることを実感。
 6年前かな、もう一生子供の本の仕事はできないであろうと、学生時代の専門書を含む児童書関連書籍を某所へ寄贈した。縁というかタイミングって不思議。

 4月から印象に残った本

うたうしじみ

うたうしじみ

久しぶりに手にし、私ってこういう本が本当に好きなんだと懐かしく思い出した。

ちびくろ・さんぼ

ちびくろ・さんぼ

 黒人差別批判を受け、各出版社ともあっという間に絶版を決めたと記憶している。絶版での経過の本も読んだ。だから、なぜ?今回の復刊は結構好意的に受け止められているような気がする・・・?(ネット書店でのコメントを読んだだけの感じ)

 自分が30年以上まえに夢中になった本を同じように今の子供が夢中になる本ってほとんどないが、星新一の本は、そのレアなケース。嬉しいけどなんだか不思議な光景。

番外
①「森絵都」さんが、直木賞の最終選考に残った。ここで受賞なら、YA文学が今以  上に日の目を見る!と思ったのですが、残念。
長新太さん亡くなる。今日、某インターネット書店で長さんの表紙付きの本一覧を見てた  ら、全部で500冊近く、ページにして40枚はあった。印刷断念。そこで 

なんていう懐かしい本を見つける。20年前の読み聞かせ定番。三木卓さんの文もよかった!

 いつものようにきりがないので今日はこの辺で。