みにくいむすめ

本の紹介⑤

みにくいむすめ (世界の絵本)

みにくいむすめ (世界の絵本)

作者から

「心やさしい人が報われて、悪い人がこらしめられたり、あるいは公平に裁かれたりするのを目にすることは、めったにありません。けれども、物語というものは、毎日くらしている世の中の現実を伝えるものではなく、人の心のなかにある真実を伝えるものです。すべての人のいだいている正義へのあこがれが、たくさんのシンデレラ物語となって、生き続けています。じつに1500ほどの、シンデレラに似た筋立ての物語が、これまでに書かれています。(中略)
 <みにくいむすめ>は、インディアンのアルゴンキン族に伝わるシンデデラ物語ですが、このお話のもとになった民話は、じつはもっと長いお話で、内容ももっと入りくんでいます。<みにくいむすめ>は、とても短いお話ですが、数あるシンデレラ物語のなかでも、ひときわ不思議な魅力をもつ、神秘的で美しい物語ではないでしょうか?(後略)」

理解できるには、高学年以上でしょうか?こういう絵本は、中学生がどう読むか興味があります。