秘密の花園
写真は、満開の「ピエール・ド・ロンサール」
今日の毎日新聞「余禄」は、所沢市のSEIBUドームで今日から開幕する「第7回国際バラとガーデニングショウ」で「秘密の花園」をテーマにシンボルガーデンが設けられたと伝えている。
この文を読んで、子どもの頃読んだ「秘密の花園」が一瞬のうちに脳裏に浮かんできた。
- 作者: フランシス・ホジソンバーネット,堀内誠一,Frances Hodgson Burnett,猪熊葉子
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1979/10/31
- メディア: 単行本
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「・・・この作品を書いたころ、バーネットが当時流行の<クリスチャン・サイエンス>の熱心な信奉者であったとを見逃してはなりません。最新のバーネト伝の書きてであるアン・スェイトは、精神の健康が肉体の健康をもたらすと考えるこの思想が、この物語に筋(プロット)を提供したのだと述べています。このような思想を実現するためには、どうしてもかたくなに心を閉ざした子どもが必要だったのでしょう。
19世紀の物語の多くは、大人に対する従順と、利己心の克服とによって、子どもが幸福になるさまを語りました。しかし、バーネットは親から愛されなかったために、かたくなにわがまま者に育ってしまったメリーやコリンが、自然に親しみ、その美を見出し、「育つもの」の成長に直接手を貸すことによって徐々に心の扉を開き、精神と肉体の健康をえ、自分たちの手で幸福を握るさまを描き出しました。・・・・」
バーネットは1849年生まれ、生誕150年も経つのですね。「小公女」「小公子」とともに、今でも物語らしい物語として、私の心に刻まれています。
全然違うことを書くつもりが、「余禄」を読んで、つい横道へ。「国際バラとガーデニングショウ」は5月の第3土日で毎年行けず。あと1週間長く開催してくれれば・・・。