もったいない

 今日の毎日新聞家庭欄は「絵本で伝えるモノの大事さ」というタイトルで、1月の日記に書いたと思うけど

もったいないばあさん (講談社の創作絵本)

もったいないばあさん (講談社の創作絵本)

が取り上げられていた。作者の真珠真理子さんの制作秘話や“もったいない観”が掲載されていた。本を書くきっかけが、当時4歳の長男に「ごはん残しちゃもったいないでしょ!」と言うと「もったいないって、どういう意味?」と問い返されたことだそうです。そういえば、
20年前に某全寮制高校の先生の講演会で聞いた話を思い出した。お風呂に間違って熱湯を入れてしまった子供が、その熱湯をすべて流してからもう1度入れたので「もったいない」と言うと、やっぱり「もったいないってどういうこと?」と言われたという話。
 真珠さんは、「今の子は知らないんだ。でも、物のない時代には戻れない。それなら教えてあげないと」思ったそうです。
 似た様な本があったなあ〜と探したら、ありました。
「ええてんきやなあ」Libro 大西ひろみ(画像ナシ)1993年出版で、バブルがはじけたとはいえ、まだ浮かれていた時代ですから、今なら取り上げられたでしょうけど。それこそ「もったいない」と思います。この本は、おばあちゃんとお嫁さんの日常がコマワリで描かれていて、私の好きな絵本です。特に最初の「おばあちゃんのもったいない」は、おばあちゃんの知恵が随所にあって、そうそうと思わずうなずいてしまっている自分がいます。
 
 職場に「徳間書店の子どもの本 2005」が届いていた。徳間の絵本は版が大きいので、読み聞かせにはとってもいい。昨年4年生に「1年生へ絵本を読もう」という授業をやったときに、子どもが喜んで選んだ本2冊。
もっちゃうもっちゃうもうもっちゃう

もっちゃうもっちゃうもうもっちゃう

「おしっこしたい」とトイレに飛び込んだ男の話。全然トイレに行き着けず、最後までドキドキです。
あと10ぷんでねるじかん

あと10ぷんでねるじかん

「あと10ぷんでねるじかん!」ってお父さんの声がしたんだけど・・・。

2冊とも、初めての読み聞かせにお勧めです。